中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

植木市の思い出

2024-05-08 22:41:00 | 家族の思い出
 今日から三日間、我が家の前は、「薬師祭り植木市」です。歩行者天国…というか、露店に並ぶ人の群れで、車の通行どころではない。

 ということで、近隣住民は車の出し入れができない。昔は「なんと迷惑な!」と思いましたが、ウチの子供達もここで育ちましたし、コロナで無くなった時にはやはり寂しく感じたこともあって、今では今年も無事に開催されることを喜ばしく思うのです。

 とくに娘は、これが最後の植木市。高校生活の最後、さらには山形での生活の最後の思い出となるもの。

 昔話をすると嫌がられますが、迷子にならないように娘の手をしっかりとつないで人混みの中を歩いていると、「お面」の店の前からどうにも動かなくなり、NHK教育番組の変なキャラのお面がどうしても欲しいと言って聞かない。それがまた800円ぐらいして、当時としては許せないほど高い。どうにか諦めさせようとするが、すればするほど意地になるのが女の子です。息子だったらこうはならないのに…と思いながら根負けして買ってやると、家に戻ってきた時にはもう飽きている。女の怖さを目の当たりにした…などと言うと今の時代、問題があるのかもしれませんが、息子も娘も連れて歩いた経験上、男女には子供の頃からその傾向に違いがあることは疑いようがない事実です。

 お面を買わされてから数年後には、「恥ずかしいから手つながないで」を振り切られる。…この間まで迷子になりそうだったくせに。

 そして今年はもちろん、彼氏と回るらしい。…はいはい、好きにしてください。それが女というものですよ。

 私は今年も、家の前の露店で買ったお好み焼きをつまみながら、静かに呑むことにします。

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