中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

打ち上げ

2009-10-18 08:39:45 | 雑記
 この季節の河原はこんな感じ。橋の下を中心に、あちこちにロープ(ビニールテープ?)がリングのようにはりめぐらされています。
初めて見た時には「決闘か?」と思いましたが違います。芋煮会の場所取りなんですね。

 芋を煮るだけなら河原じゃなくても良いし、何も場所を取り合ってまでもみんな一斉にこの時期にやらなくても良いんじゃないかと思ってました。しかし山形暮らしも長くなってきたのでわかりますが、山形の人達は東京の人達よりも、四季の移り変わりに沿った生活をしてるということなんですね。それは何も農業に携わる人ばかりではなくなった現在もそうなんです。

 それはやっぱり雪のせいでしょう。道路工事なんかも雪が降る前に増えてきて、雪が降るとみんなそれぞれの除雪に追われて大変ですから。忘年会よりも、この時期の芋煮会の方が、気持ちよく「打ち上げムード」になれるわけです。ましてや農業にかかわっている人達は、取れた作物で「打ち上がる」のを楽しみに、1年間頑張るのでしょう。よくわかります…(私と一緒にしないで欲しいかも知れませんが)。

 さて、山響でも毎年「芋煮会」をやりますが、音楽家にとってこのシーズンは最も忙しいさなか。昼間から飲むのは大好きなのですが、なかなかその余裕は…。結局だいぶ寒くなってからやることになりますが、それでもまだまだ「打ち上がる」時期でもないので、ちょっと複雑です。個人的には「花見」の方が音楽家のリズムには合ってるような気がするんだけどな…。

 まあ、日常的に打ちあがってる人が言うセリフでもないんでしょうが。
コメント
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