中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

稲庭うどん

2009-10-05 09:19:24 | 山形交響楽団
 稲庭うどんです。昨日の山響の秋田公演で、聴きに来て下さった知人におみやげとして頂きました。秋田のうどんは「日本三大うどん」の一つと呼ばれているらしいですね。あとの二つは…よく知りません。「讃岐うどん」はもちろんランクインしてるんでしょうけど。

 いや、正直言って「うどん」という食べ物は、麺類の中ではもっとも興味の無いものでした。食べていると飽きてくるし、ちょっと重過ぎます。麺それ自体が。箸でもちあげると「ズルッ」とすべって、つゆの中に「ボチャン」…Yシャツにしみができるし…。私の箸さばきに問題があるのか、一度にたくさんつまもうとし過ぎているだけなのか。

 しかしよく思い出してみると、東京にいた頃は麺類全般があまり好きじゃなかったんです。そばもラーメンも。「ラーメンが好きじゃない人っているんだー」とよく驚かれました。それが山形に来てからすっかり変わりました。つまり今まで「美味しいそば」や「美味しいラーメン」にあたらなかっただけだったんですね。

 「…ということは、うどんもそうに違いない」とは思っていました。しかし残念ながら、山形ではまだ「うどんの美味しい店」は知りません。「わざわざ山形で…」という気持ちもありますしね。友人から送ってもらった「讃岐うどん」は確かに美味しかったのですが、やっぱり「重い麺」が好きになれない。自宅でてきとーに調理したせいもあるかも知れませんが。

 しかしたまたま昨日の本番前に、ちょうどこの頂いた「佐藤養助」のお店で、稲庭うどんを食べたのです。老舗なんですね。こういうきちんとした稲庭うどんを食べたのは初めてでした。しかし警戒して、つゆがはねなさそうな「ぶっかけ」系を注文。

 麺がずいぶん細いんですね。いわゆる「うどん」のイメージじゃない。むしろ「そうめん」に近いんですね。とにかくなめらかで、しかも歯ごたえがあって、もちもちし過ぎてないのが良いです。そして「軽い麺」。うどんらしくないような気もしますが、自分としてはかなり気に入りました。

 日帰りながら、名物を食べてお土産まで頂いて、良い旅(?)でした。
コメント (2)
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