中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

牡丹灯籠

2009-10-14 09:34:48 | 音楽
 独り暮らしの男のもとに若い美女がどこからともなくやって来て、毎晩甘い夜を過ごす。しかしある晩、近くに住む老人が壁のすきまから中を覗いてみると、楽しそうにじゃれあっているのは、なんと男と骸骨…。

 江戸時代の有名な怪談「牡丹灯籠」の一部ですが、この話はいろいろとアレンジされてますよね。アレンジにもよると思いますが、怪談なのに実にロマンティックです。「粋」な感じが香ってきます。

 「ロマンティックなもの」というのは、壁ひとつ隔てて見れば、実体のない夢や幻に「うつつをぬかしている」ことでもあるわけです。


 いや…日がな一日楽器をひいたりしてるのも、こんなもんなのかな、と感じてみたりもするということだけなんですけどね。
コメント (2)
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