中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

試験明けと時代性

2024-02-19 22:27:00 | 子育て奮闘記
 昨日まで高校の定期試験だった娘。晴れて開放されたような表情をしています。

 そういう時、今の高校生は何をするか。

 ケータイを思いっきり見ています。ティックトックですね。同世代の子たちが、単純でリズミックな曲で踊っている動画とか。

 …見て何が楽しいのか、本気でさっぱりわからない。それが世代の差というものです。試験中は見るのを我慢していたということですから、さぞ楽しいのでしょう。「それの何が楽しいの?」などと、無駄に溝を広げるような発言は、もちろんしません。

 ふと、自分が高校の頃を思い出してみる。

 試験が終わった日には、もちろん遊びに行きました。

 「ゲームセンター厳禁」という校則があったので、試験が終わった日には、先生たちが近くの駅(新宿周辺など)には見回りに来ていたようです。私は「ゲーセン」などに興味が無いので関係ありませんでしたが、捕まって停学になった奴もいました。

 もう時効だということで、思い出話として言いますが、私はもっぱら雀荘。もしくは居酒屋。どちらも新宿のディープめな地区なので、先生方も来ません。

 道を歩きながら詰襟の学生服を脱いでカバンにしまって歩きました。それは先生対策ではない。今の時代では考えられないことですが、当時は高校生と見ると脅してくるような客引きもいたので、制服の下に派手目なシャツを着ておくのがいつものことでした。すると、私の顔を見て未成年だと思ってくれる人は誰もいない。安心ですね…良いことなのか残念なことなのか。

 ところで、ケータイばかり見ている今の若者を見ると、心配になります。

 悪いところに遊びに行ってほしいわけではもちろんありませんが、こんなことで良いのかなと。

 時代が間違った方向に行っているのか、そう感じるのもまた世代間ギャップの範囲内のことなのか。

 実際のところ最近、自分が時代について行けてない感じもする。ケータイの設定関連のことは娘に頼り切りだし。

 …よくわからなくなってきております。

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2 コメント

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時代の変化 (narkejp)
2024-02-20 09:14:47
田んぼを耕すにも、祖父の代には牛馬を使役し、父の代には耕運機で、私の同世代はトラクターを使っています。当然ながら、米作りの基本は共通ですが、技術やノウハウは全く違う。話をするには同世代のほうが通じ合うものがあります。水管理など、世代間の共通話題のほうが少ないかもしれません。
サクランボなど果樹農業は、稲作に比べて歴史が浅いだけに、まだ亡父と共通な話題が多かったのかもしれないです。
娘さんとスマホの設定という共通話題があるのですから、上等ではないでしょうか(^o^)/
Unknown (中爺)
2024-02-20 21:34:43
>nerkejpさん
ありがとうございます。
確かにそうですね。とくに息子は、いわゆる「IT系」の企業に就職したので、「で、どんな仕事してるんだ?」と訊いても、「だから、システムを売ってるんだってば」…返ってきた答えをほぼ理解できないのです。
 そういう意味で言えば、オーケストラなどは、技術革新というものが全くないので、他の企業に比べると「新人と話が通じない」ような現象が無いので恵まれている。
 今まで、携帯ショップの若いお姉さんは、本当に有能なすごい人材なのだと感心していましたが、何のことはない。女子高生の娘も、携帯について何を訊いても店の人と同じようにできる。そういうものなのです。…むしろ、私の方が「普通のことができない人たち」というカテゴリーに入っているんですね。

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