Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

J1第28節 鹿島アントラーズ×横浜Fマリノス

2006-10-22 | 鹿島アントラーズ
最近見慣れたパターンでの敗戦。それでも福岡戦よりはマシだったという感想です。

相変わらず試合の入り方が悪い。エンジンかかるのが遅すぎです。それと失点の仕方も毎度おなじみ。サイドから崩される・中途半端に攻めたところを狙われて逆襲を食らう・2列目から飛び込む選手をつかまえられない・枚数は揃ってるのにマークの受け渡しが上手くいっていない。修正点が改善されていません。

選手起用も少し手を加えて欲しいところです。ヘディングに難がある青木のCBは不安、大岩を戻して青木はボランチで使ってもらいたい。それと増田には期待を込めてもっと出来るはずだと思うので物足りなさを感じます。ただ一番の爆弾はファビオ。後半必ず足が止まるし、バレバレのシュミレーションには呆れて苦笑いするしか無かったです。

攻撃に関してはタテへの展開が多くて落ち着きが無く全体的にコンパクトさが無い。だから相手DFに跳ね返されると、ことごとくセカンドボールを拾われて速攻の餌食になり、厚みのある波状攻撃が出来ない。攻撃を組み立てる過程で一旦ボランチに当てて、そこから繋いでいく展開がもっと欲しいです。だから増田にはもっと頑張れ!と思うのです。勝てるチームには有能なボランチがいて、そこを使おうとする。その点が上位との決定的な差のような気がしますし、現代フットボールはボランチの良し悪しが勝敗を分けると思います。

悪い事ばかりではありません。可能性を感じる予感もありました。まず必死になったときの本山の頑張りがチームにプラス効果を与えてくれそうです。本山・野沢・深井を絡めた前線のコンビネーションには期待が持てる。それとアレックスはFWとしての仕事は果たせてなかったけど、誰よりもよくボールを追って走っていた。鹿島は無駄走りする人が少ないから、こういう動きは大切。交代で入った興梠と田代、この二人は一発何かやってくれそうな感じがしました。

試合後、挨拶の時に看板を越えてきたら拍手とチームコールが起きました。看板越えてきて嬉しかったですし、ゴール裏全体的に「よくぞ越えてきた」という雰囲気で拍手が起きましたが、他のチームでは当たり前の光景にこれだけ反応があるところを見て、逆に距離の遠さを感じてしまいました。これだけ負けが込むと負けなれしないかが心配ですけど、全てはナビスコ決勝の為にピークを合わせていると思うので、今は耐える時かもしれません。だから今はあまり期待できないし、時間と金損する確率高いけど、騙されたつもりで来週大分に駆けつける予定です。