Winding Road

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J1第25節 大宮アルディージャ×名古屋グランパス

2006-10-03 | Jリーグ
渋谷と赤羽で乗り換えて浦和駅下車。そこからバスは使わず徒歩で駒場へ向かいます。ここへ来るのは去年の大宮×川崎以来です。道中、道端には赤いタペストリーや赤いポスターだらけ、それを見てここはやっぱり浦和だと感じさせられます。決して大宮のホームタウンではない。借り物ホームですから早く改修工事を終えて大宮公園に帰りたいというのが大宮の本音だろうなと感じます。自分達のホームゲームなのに道中がライバル関連の掲示物だらけという状況は嬉しくないでしょうし。

キックオフ前には到着し着席完了。思えば今年は時間と日程の都合で名古屋の関東アウェーゲームに巡り合う機会が多いです。味スタ・フクアリにも行っていますので。そんなわけでだいたい名古屋のメンツだとか狙いとするスタイルは予備知識ありです。対する大宮を見るのは4月の川崎戦以来。

試合は前半に先制された名古屋があっさり追い付いて逆転し、後半に入ると終始自分達のペースで試合を進め、内容を見ても妥当と言える大勝で終わりました。

大宮はサイドから崩そうとする意図は感じられるけれども、同サイドに偏る事が多くてサイドチェンジを有効活用してもっとピッチを広く使えていれば、幅広い攻撃展開が出来たように思いました。対する名古屋は藤田を中心に中盤のバランスが取れていて、ヨンセンをターゲットに2列目が飛び出し杉本のスピードを生かすという攻撃パターンが明確でした。単純でワンパターンなのは確かですけど、チーム全体の意図や方向性がハッキリしているため結果的には勝利を手にしました。

大宮の状態の悪さが気掛かりです。大宮のサッカーといえば、ひとまず先制してその後はハタから見たら面白みに欠けるサッカーでゴール前の守備を固め、気付いたらよくわからないけど勝ってた、そういうチームというのがJ2時代からの印象です。ですがこの試合では先制した直後に同点とされ、あとは相手に思うようにやられ、中盤は支配され守備網は簡単に破られる。こんなの大宮じゃないなあと思いながら観ていました。トニーニョが居ればヨンセンの仕事量を減らせて、また違う結果になったかもしれないですが。

あとになって知ったことですが実はオシム監督と同じハシゴをしていたらしいです。オシムはよく視察に来てます。ジーコは全然視察しなかったからそれに比べたら雲泥の差。さすがに御大にはスタジアム生観戦の数で負けそうです(笑)