3月School of Rockを聞きながら上京ものがたりを読む

　キミか！WinWinの関係と聞いてイヤらしいことを想像したのは！

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　3月は「School of Rock」のサントラを聞きながら西原理恵子の「上京ものがたり」を読んだ。

　僕、映画のサントラって好きなんですよね。サントラ聞いていると映画のワンシーンが思い浮かぶから。School of Rockはロックの名盤と言われる曲がワンサカ入っていると思ったのですが、知ってる曲はあまりありませんでした。オレッチが無知なだけかもしれないけど。

　理恵ゾーの「上京ものがたり」。本当は「鳥頭紀行」？「できるかな」？に載っている脱税テクニックのマンガを読みたかったのだが、なかったので「上京ものがたり」を買った。



以下、ネタバレ

「手塚治虫文化賞」の短編賞を受賞したこの作品。地方から東京に出てきた女の子が主人公。最初のページからイキナリ泣かす。

「東京に来て最初に気づいた事は私がこの日のために用意したお気に入りのクツや洋服ぜんぶが　－　ものすごくかっこ悪かった事だ。」

　そして彼女は東京に飲み込まれていく。カットモデルに勧誘され、テレビをひとりで見るのは寂しいと彼氏を作り、金がなくなり働かない彼氏のためにキャバ嬢になり頑張る。

　しかし彼女には夢があった。絵を描いて生活したい。最初はエロ本のカットを描いたりするが、やがて人に認められるようになる。いつしか読者はこの女の子が西原理恵ゾー自身だと気がつく。

　売れっ子になる理恵ぞー。同業の友達もでき始める。

「売れている先輩の話はかっこよくて話も面白い。売れていない先輩の話は悪口ばかり…」

　なんか身に染みる。自分の環境を言われているようだ。

以下、愚痴

　彫金教室の先生の話はかっこよくて面白い。話に夢や目標があり行動もしている。こういう生き方をしたいなと思う。先生は25歳だけど、恐らく1500万円以上の年収はある。カッケー！能力がある人に金が集まるのは当然だ。
　一方、会社の人たちは愚痴や悪口ばかりだ。「自分はこんなに辛いんだ」、「こんな仕事辞めてやる」。と言いながら笑顔で言い、会社を辞める気配もない。なんてことはない。自分も彼らと同じことを笑顔で言っている。おかげで60秒に120通りの不平を思い浮かべられる能力が身に付いた。

　WinWinの関係って言葉を耳にするけど、いまの仕事は予算の達成のためだけに存在し、自分も顧客もLoseLoseの関係に落ちて行くダメシステム。喜ぶのは感情のない法人だけ。腐ってやがる。あ！いまレベルアップ！60秒に180通りの不平を言えるようになりました。うおー！

　以下、感想

「上京ものがたり」。面白かったけど内容ウス！立ち読みで10分で終わる内容ダス。買うほどじゃないな。

※写真は美味しそうで大きな餃子ですが本文とは関係ありません。大きさは僕の手首から指先くらいまでありました。