「都58人感染 再休業の基準超え」
緊急事態宣言が解除されると感染者数が増えるあたり、自粛は効果があったんだなぁと思う。
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レイラ・ハタミ主演「別離」を観た。イラン映画って初めてかも。と思ったけど「運動靴と赤い金魚」という映画は観たことあるな。どういう話かまったく覚えていないけど。
んで「別離」。夫婦の別離をきっかけに、身重の家政婦が流産してしまう話なのだが、イランというお国柄なので、国教であるイスラム教が絡んでくるので日本人から見ると色々と興味深く見ることができた。劇中で裁判に勝つか負けるかのポイントとなる話の時に、「その話が本当だとコーランに誓え!」というシーンが出たり、それでもやっぱり嘘をついたことを悔いて天罰があたると畏れ慄いたり。
宗教が生活基盤にある方たちは、嘘をつくなどの善悪を自問する際に、経典に委ねて嘘はいけないと考えるっぽい。一方、生活基盤に宗教がない日本人は平気で嘘を吐くのかというとそんなことはない。道徳の範疇かもしれないが、嘘はいけないと宗教を信じていなくても考える。
昔、北野武監督の「菊次郎の夏」という映画を観た。海外で称賛されたとのことで観たのだが、それほど面白くなかった。芸人ビートたけしが日本人の日常をたけしテイストで作った映画だなぁくらいにしか思えなかった。なんで海外で称賛されたのか? たぶん日本の文化が奇異に映ったんだろうなぁと思った。
「別離」は面白かったが、それはイランという異文化を目にして興味深く思ったのかもしれない。