元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

紳士は金髪がお好きを見た

2011年03月28日 23時06分07秒 | アレコレ鑑賞
「放射線量高い遺体 収容できず」

 これは仕方ないよな。まずは生きている人たちを助けること守ることが大事だ。

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 マリリンモンロー主演「紳士は金髪がお好き」を見た。マリリンモンローありきのアイドル映画だった。話的にはお金=男の何が悪いのどっこいしょという内容だった。それをマリリンモンローの魅力でカバーカバー。途中までショーモナと思いながら見ていたが、ラストの20分くらいは面白かった。突っ込みどころが満載で。

 タイトルが有名だったから、ちょっと期待したんだけどな。

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マスコミ情報に対するスタンス

2011年03月26日 02時15分29秒 | 日々雑感
「モンゴル 全公務員に募金要請」

 台湾とかもそうだけど、すごいことだと思う。なんでそこまでしてくれるんですかと思う。

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 震災の前から、僕は政府やマスコミの発表を、あまり信用していない。あまりというのが微妙な表現で、発表された情報だけはまぁ本当なのだろうと思っているのだが、それに付随する色々な情報を出していないんじゃないの?と常に思っている。

 どういうことかと言うと、例えば金町浄水場で基準値を超える放射性物質が検出されたと発表された。その情報は信じている。詳しい数値は忘れたが、○○シーベルトでしたと発表された。これも信じる。何を信じていないのか。

その○○シーベルトという数値は、何回か調査した中で一番低い数値を出してるんじゃないの?とか。その発表があったのは水曜日だけど、実は月曜日くらいから分かっていて一般家庭ですでに飲料されているんじゃないの?などだ。本当に伝えないといけないことを隠しているのではなかろうか。まぁ隠しているんだろうけど。

 金町の浄水場から基準値を超える放射性物質が検出されたのは、雨か一因しているらしい。ならば雨自体はもっと高い数値の放射性物質を含んでいるのではなかろうか。高い数値の放射性物質雨が川や浄水場に降り注いで、薄まったのでは?とか思う。この間、雨の中、傘も差さずに小降りだからと闊歩しちゃったよ。

 けど金曜日のニュースになっていた、福島原発で3人が被曝したという話。あれで出てきた発表すら信用できなくなってきた。3人が原発で被曝したが水溜りに足を突っ込んで作業をしていたらしい。そんなの僕でも危険だって思うわ。しかも全員のガイガーアラームが鳴ったのに、故障と思ったらしい。んなことあるか。東電発表というのはさすがに、もう信用に値しない。素人目にも杜撰な作業をしているようだし。

 まぁそういうスタンスでマスコミ情報をあまり信用していない。だから食料や水の買占めとか報道がなされているけど、実際にスーパーやコンビニを覗いて少ないながらも商品が残っているようなら、割合、安心している。だけどやっぱ放射能は目に見えないから、マスコミの情報を頼らざるを得ない。昨日、スリーマイル島を越える災害との発表があったが、神奈川県にいれば大丈夫だろうと漠然と思ったりしている。

 ただ、この動画を見て、もっとマスコミの情報を疑った方が良いのだろうかと思った。

予言されていた"原発震災"/広瀬隆氏インタビュー


 YouTubeにも関わらず1時間オーバーの動画。だけど聞き入ってしまった。広瀬隆氏は原発に詳しい。著書を読んだことがあるのだが、綿密に調べたデータを基に会話をしているので説得力がある。インタビュー内で興味深かったのは、原発における東電の位置付け。

 僕たちはパソコンを使っている。けどもしパソコンが壊れても、直すことはできない。僕たちに当たるのが東電で、パソコンは原発。そしてパソコンを直せるのはメーカーだ。これでは東電に原発を直すのは無理ってものだ。原発を作ったGE(ゼネラル・エレクトリック社。アメリカの会社)なりにお願いするのが筋だ。

 もう神奈川県でも駄目なのかな。と思ったりする。けど東京が本格的にパニックになったりして、逃げ出す人が大勢出てきたりする方が短期的な意味で怖いな。
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被災はまだ続いている

2011年03月24日 00時02分45秒 | 日々雑感
「エリザベス・テイラーさん死去」

 名前は知ってるけど、ひとつも作品見たことないわ。

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 金町浄水場の水から放射性物質が検出された。雨が降ったのが一因しているらしいので、首都圏に放射線物質は広がるのだろう。いまは福島県と近県の農産物が出荷停止になっているけど、これも各地に広がるのだろう。自分たちが飲む水も汚染される。そうしたら、皆、吹っ切れるのかな。もう良いやって。テレビでは長い間、浴びなければ大丈夫とか言ってるし、とか言って。

 今まで割りと楽観していたけど、水の問題は怖いなと思った。まぁ僕は良いんだけど、やはり子供のことが心配。うちの子は乳児だ。今日、とりあえず水を2リットル買った。子供のためだけを考えると、これでしばらく離乳食は作れるが、今後どうなるのか心配だ。一部のアホが大人にもかかわらず水を買い占めたりしないだろうか。なんて考える。

 柄にもなく、今後日本はどうなるのか。なんて考えなくもない。恐らく震災前の生活を取り戻すために頑張るのだろう。原発と一緒に。なんかイヤだな。
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グレートありがとウサギ

2011年03月23日 00時25分46秒 | 日々雑感
 カンニング予備校生と大相撲の八百長問題はどうなりましたか?

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なぜありがとウサギばかり愛されるのか…


グレートありがとウサギ
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屋根の上のバイオリン弾きを見た

2011年03月22日 23時16分42秒 | アレコレ鑑賞
「原子力安全委 想定甘さ認める」

 絶対的自信があったら、東京に建てるわな。

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 屋根の上のバイオリン弾きを見た。タイトルだけ見るとメルヘンチックな感じだが、実はロシアにおけるユダヤ人迫害の映画。ポグロム。上映したのは1971年だが、舞台となった時代は1900年代初頭と思われる。その当時のユダヤ人の農村での暮らしぶりを、ふむふむと見ていた。

 あの当時、ユダヤ人が色々な人や団体、国から嫌われていた。映画の中、農村ではユダヤ人とロシア人が仲良く暮らしていた。しかしユダヤ人を村から追い出す命令が、ロシアから下される。仲が良かったはずのロシア人から蛮行を受ける。迫害するロシア人も嫌々だ。だが劇中では、なぜ迫害を受けるのか?は描かれていない。

 この作品に限らず、なぜユダヤ人が嫌われるのかを描いた作品を見たことがない。もしかしたら、なにか原因があるのかもしれないが、名もなく貧しいユダヤ人が虐げられる理由はどこにもない。と思う。そういう人たちを描いた作品だ。


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大地震~平日~

2011年03月20日 00時32分05秒 | 日々雑感
「東京電 20日の停電は見送り」

 平日の朝の停電は困る。

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 火曜日は会社を休んだ。けど、だからといって特別やれることなどあるわけもなく。僕はブックオフに行った。ブックオフに行くと、照明が暗かった。そして館内放送というかBGMがなく閑散としていた。これってどっかの雰囲気に似ている。アジアのデパートと似ているのだ。日本よりも電気の供給量が少ない他の国は、普段からこういう生活をしているのだろう。

 水木金は会社に行った。計画停電が始まったのは水曜日くらいだっただろうか。そしてこの頃から、原発の情報が錯綜し始めたように思う。スリーマイル島の事故と大差ない。チェルノブイリと同等レベル。政府は色々な事実を隠している。東京電力も隠している。東京だって危ない。素人による原発意見が飛び交ったりしていた。

 僕は一応、政府の発表を信じようと思っている。原発から半径30キロに避難勧告が出たなら、東京は大丈夫なのだろう。もし東京もヤヴァイのだとしたら、その前に放射線測定器(秋葉原で買えるらしい)を持つ人たちが騒ぎ出すと思う。だから僕は神奈川にまだまだいるつもりだ。

 けど計画停電は最初4月下旬まで行うという発表があったけど、それは本当かいな?と疑心暗鬼になっている。4月下旬に何が行われるのか分からない。福島原発の電力が首都圏に出力されているとしたら、年単位で復活しないんじゃないのかな。なんて思う。

 木曜日は東京大停電の話が出た。この日は真冬並みに寒かったため、各家庭で暖房器具がフル稼働。電力の需要が高まったのだと。そのためなんでか知らんけど、首都圏の電車の運行本数を減らすお達しが出た。そのため帰りの電車激込み。電車じゃなくて、もっと方法はないのか?と思う。結局、大停電は起きなかったが、教訓の意味をこめて停電しても良かったのではなんて思った。

 そういえば木曜日は朝から計画停電だった。朝、暖房器具が使えなかったので寒かった。パンが焼けなかった。テレビを見られなかったので、少し早く家を出た。

 金曜日は朝晩の電車が多少込んではいたが、まぁ許容範囲だった。原発の状況は変わっていないように思えるのだが、首都圏の生活は元にもどり始めている気がするが、気のせいな気がしている。大地震から一週間が経過したが、毎日震度4近くの地震がある。

 嫌なもので緊急地震速報には慣れた。揺れていないのに揺れている気がする時がある。逆に毎日揺れてくれないと、次の日大きな揺れが来るのではないか?なんて思ってしまう。

 世の中の情報が原発の状況かACのCMの不快についてに、二分されている。
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大地震~地震後の出社~

2011年03月18日 22時58分18秒 | 日々雑感
 ありがとウサギの嫌われ方は異常。



 異常



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 月曜日の朝、会社の人からメールが届いて目が覚めた。電車が動いていないから今日は休みますとのこと。首都圏に関していえば、土日は結構、電車が動いていた。なぜ月曜日に動かなくなったのかは不明。恐らく僕が利用する電車も動いていないのだろう。

 と思ったが動いていた。仕方がないので会社に行くことにする。しかしえらく込んでいた。1時間遅れての出社。出社はしたが、すごい馬鹿馬鹿しいと思いながら仕事をする。いまだ世の中が混乱している時に仕事をするのが馬鹿らしい。もちろん仕事の種類による。僕のように「そんな資料作っても誰も見ないよ。この馬鹿!」というような類の仕事しかしない人は、会社が率先して自宅待機を命じれば良いのに、そんな節はない。

 朝の通勤ラッシュで何人か同じようなことをつぶやいている人がいた。

「こんな状況で会社に行く日本人は壊れている」と。

 僕もそう思う。太平洋戦争中は国に滅私して、今は会社に奉公して。日本人の本質なのだろうか。とか思ったりした。

 くっだらねぇ仕事を終えて家路へ。しかし電車は爆発的な込み具合。しかも電車動いていないし。金曜日に続いて帰宅難民になるのはイヤだったので、すこしでも前へ前へ。どうにか川崎まで到着したが、振り替え輸送は非常事態なので行われておらず、自腹でJRに乗った。

 土日と打って変わり、駅前の大型ショッピングセンターなどがビルごと閉店していた。計画停電の影響らしい。こんなの初めてだ。どうにかみつけたファーストキッチンでパスタを食す。そこから先はタクシーで帰った。馬鹿馬鹿しぃ馬鹿馬鹿しぃと思いながら。

 
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大地震~その週末~

2011年03月17日 23時07分18秒 | 日々雑感
「大規模停電回避 今後も節電を」

 23区でも計画停電やっちゃえば?経済を優先させるのは、春になってからでも良いんじゃない?

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 地震があった翌日は土曜日。この日、本当は餃子を作ろうと思っていたのだが、足が痛くて中止。家の中を歩くだけでも関節に痛みが走る。テレビを見ると、電車は動き出しているようだった。

 日曜日、足の痛みが消えていたので川崎まで出かけた。電車は動いていた。ニュースでは悲惨な状況を伝えていたが、川崎の街は地震前と何も変わらず機能していた。首都圏の震災は終わったんだなと思った。何も変わらない一週間が始まるのかと思っていた。
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大地震~品川から川崎へ~

2011年03月16日 22時26分55秒 | 日々雑感
「「なぜ略奪ない?」秩序に驚き」

 略奪はないけど、買占めはあるよ。

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 品川駅を通り過ぎると、京急線が踏み切りの上で停車していた。踏み切りの上で停車しているということは、クロスする道路も通行できない。珍しい光景だ。故に、撮り鉄がパシャパシャやっていた。

 途中の不動産屋で地図を無料配布していた。水道局や仕訳事業で悪名高かった「女性と仕事の未来館」(これは品川駅の前)、真面目なマッサージ屋さんなどが、帰宅難民を受け入れてくれていた。ホテルのロビーには泊まれなかった人が溢れていた。それらを尻目に川崎へ。

 疲れがピークに達しようとしていた、しかし、品川を過ぎると店が激減する。赤ん坊を乳母車に乗せる人がいた。抱っこをしながら歩く人もいた。その人たちよりは自分は恵まれていると思いながら歩いた。僕が進むのは羽田方面。すれ違う人たちの中には、スーツケースを転がしている人もいた。僕よりも大変な荷物を持っている人がいると自分を鼓舞した。

 疲れのピークがマックスを越え、気力のみで歩いていた頃には、ヒザや間接、ふくらはぎ、足の裏、すべてが痛かった。半ば足を引きずるようにして歩みを進める。この間、読んだ「黒い雨」に出てきた人は原爆の熱波を浴びて死の行進を敢行していた。その人たちよりは…なんて思った。それと同じ時に東北で苦しむ人たちがいたのだが、この時点では情報が入ってこなかったので、思い浮かべることはなかった。

 家の近くの多摩川を渡す橋が見えた時、最後の休憩としてミニストップに入った。そこで骨なしチキンを食してから出発。橋の横にある神社の灯篭が倒壊していた。ここにきて初めて地震の被害を見た気がする。橋を渡り多摩川に目をやると、ここも隅田川と同様に津波の影響で増水していた。この時すでに0時過ぎ。暗闇の中、闇を反射する川面がとても黒く見えた。

 毎日の通勤路に到着。やがて現れた我が家。しかしいつもは灯っている玄関の外灯が消えていた。僕のことなんか忘れて、家族は寝てしまったのか。と悲しくなる。が、なんてことはない。23時過ぎまで停電をしていたのだ。

 家に到着したのは0時30分くらいだったか。足が動かない。もし家が5キロ先だったら、途中でリタイアしていたと思う。軽い気持ちで徒歩での帰宅を決断したが、当初の目的であった、電車のない状況を体験するというのをイヤというほど味わえた。電車が込んでるなんて、二度と文句言わない。ありがとう電車。

 家のテレビをつけると、津波の映像が流れていた。改めて地震の強さを認識した。

 シャワーを浴びながら熱心に足をマッサージした。

 風呂から出てベッドに体を預けたが、寝返りのたびに関節に激痛が走り熟睡できなかった。

 翌日、マピオンで距離を測ったら22.6キロ歩いたことが分かった。カロリーにするとおにぎり8個分くらい。Wii Fitで体重を量ったら、予想に反して増えていてブチ切れた。僕にはフルマラソンは無理だと思った。二度とやらない。

 完
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大地震~日本橋から品川へ~

2011年03月15日 19時08分34秒 | 日々雑感
「首相、連絡遅いと東電に苦言」

 何が正しいのか何がなんだか…

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 日本橋に到着。ここから帰路を南へ。依然として人は多い。歩いていると、警察などが事件現場に使用する「KEEP OUT 立入禁止」という黄色に黒字のテープが張ってある場所があった。見たところ、その中には何もなかったが、どうやらビルの壁が崩れる恐れがあるらしい。

 今日になってもそういったニュースは流れていないので、大丈夫だったのか。あまりに小さな出来事なので取り扱われなかったのか。そういうビルは何棟か見たが、マスコミが取り上げないだけで、壁が崩落した災害は何件かあったかもしれない。

 少し歩くとJR新橋駅に通じる道に出た。この時点では疲れは皆無。しかし少し休憩しようと思うも、すでに飲食店は閉店か満員。駅前にパチンコ屋があったが、休むのには向かないのでパス。結果、ゲーセンに行ってネット対戦ができる麻雀をやって時間をつぶした。見間違いかもしれないが、対戦者に宮城県の人がいた気がする。宮崎県かもしれないけど。

 休んだ時間は1時間くらい。本当は10分ほどの予定だったのだが、勝ちに勝ちまくって席を立てなくなってしまったのだ。しかし結果としてここでの休憩は正解だったと思う。麻雀の席を立ちJR新橋駅を覗いてみると、JRは全線終電まで運休とのアナウンスが流れていた。この時点で公共の交通機関での帰途は諦める。新橋駅にはバス乗り場があったが、数百メートルの人が行列をなしていたからだ。しかも全然進む気配がない。タクシーも同様。

 さらに南へ。品川に向けて出発。歩いていて思ったことがある。歩行者は腐るほどいるのだが、悲壮感を感じない。会社の仲間と歩いているような人は、談笑しながら歩いている。交通機関を利用できない不便さはあるが、震災の被害というのを感じることがないからだろう。まるで大人の遠足だ。

 道路はビタイチ動かない渋滞だった。歩きのほうが早い。歩道脇に止まるタクシーのメーターを見ると、1万、2万なんてざらだった。途中で自転車が売っているようなら買おうと思ったが、皆無。小さいバイク、チョイノリでも良いと思っていた。田町駅に着いた頃から疲労を感じ始める。体感なのか実際そうなのかは分からないが、田町駅から品川駅までが異常に長い。途中で北へ戻っているのかと思ったほどだ。

 途中の京急線の三田駅だか泉岳寺駅で、西馬込方面の電車が復旧と駅員がアナウンスしていた。ただし、入場制限が行われており、女性のみ入場可能とのこと。そういう規制もあるんだなと思った。タイタニックの救命ボートに乗る時にも、同様の処置がとられたのを少し思い出した。

 品川に着いたのは22時ごろだったか?覚えていない。ここで京急線が動いているのが最後の望みだったが、駅のシャッターは閉じられていた。

つづく
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大地震~東陽町から日本橋へ~

2011年03月14日 22時00分06秒 | 日々雑感
「福島2号機の海水注入ポンプ、職員パトロール中に燃料切れで停止」

 頑張ってくれているとは思うが、情けない…

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 定時のチャイムが鳴ったが、席を立つものはほとんどいなかった。僕の見た限り、一人だけ足早に帰って行った。他の人は電車が動くのを待つのか、すで諦めているのか、大したことないだろうと高をくくっているのか…。

 会社を出る。東陽町の駅に着くまでに、すでに細工模様の道路などがひび割れていたり、液状化現象で砂と水が溢れている場所が目に付いた。地下鉄駅へと降りる階段はすでに人が溢れていた。東西線の状況は分かっているので、気にすることなく日本橋方面へ。すでにそちらの方向に人の流れができており、人ごみの中を歩くような形になる。

 突然ですが、汚い店構えのラーメン屋は美味い!という昭和期に青春を過ごした人たちの過ちを踏襲するが如く、今日は長丁場になることが予想されたので、長距離を歩く前に腹ごしらえをしようと、小汚いつけ麺屋に入った。

 しかし、そこは小汚い店構え。いまだ余震が続く17時台。地震が来るとガッサガッサとゆれる店内。汚い店の癖に対して美味しくないつけ麺。これが最後の晩餐になったら嫌だなぁと思いつつも完食。本格的に出発。

 日本橋に行く途中に隅田川が流れている。隅田川にかかる橋の上で北の方角を見るとスカイツリーが見えた。人ごみの中、良い景色だなぁなんて思う。橋の上にはひとりの素人カメラマンがいた。その人物はスカイツリーとは真逆の南側、隅田川自体を撮影していた。

 それで気がついたのだが、隅田川が逆流している。津波の影響だ。隅田川の両岸は歩行者が歩けるように遊歩道があるが、水位と高さが変わらない。しばらくすると溢れるのではなかろうか。

 道中、何台ものパトカーや救急車が行き来するのを見た。道行く人々の中には、ヘルメットをかぶっている人もいた。こんな状況にもかかわらず、僕ならヘルメットをかぶるのは恥ずかしいなんて思ってしまう。恐らく、ヘルメットは会社でかぶるように言われた人たちなのだろう。なんて考えながら歩く。

 日本橋へと向かう途中にスターバックスがあったが、すでに閉店をしていた。自動ドアの前に大地震が発生したため…と張り紙がしてあったが、本当の理由は不明。本社からの通達か、すでに商品が品切れを起こしたか。

 日本橋に到着したころ、辺りは真っ暗になっていた。時間は18時か19時か…。電車が動くのを諦めた人が徒歩での帰宅を始めた時間かもしれない。

つづく


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大地震~俺は歩いて帰る~

2011年03月13日 15時28分25秒 | 日々雑感
 僕の友人知人の多くは関東在住なので、被災者はいないと思われるけど、mixiやブログに書き込みがあると安心する。

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 地震後、結構大きな地震であること。普通でないことは、社内の雰囲気が物語っていた。ビルの館内放送が流れ、エレベーターは使わないこと。会議室にいた人も会議を中断して外に出てきていた。また外を見ると液状化現象で、駐車場やマンションの玄関が水浸しになっていた。

 しかし依然として余震は続いていたが、通常の業務に戻る雰囲気も出始めていた。再び、会議室に戻る人たち、デスクでは仕事を少しでも進めようとキーボードをパチパチする姿が目立ち始めた。その時の僕はというと、仕事が暇状態だったので、主に携帯でネットを見ようとしたり、家族にメールを送ろうとしていた。しかし当然のことながら、どちらも利用できなかった。

 ちなみに前回のブログに少し書いたが、大揺れの最中でもありながら、僕は結構冷静でいられたので、揺れているのとほぼ同時刻には家族へ安否確認のメールを送っていた。これは送れた。しかしそれが逆に不安感を煽る。こっちから送信できたのに、返信が来ない。なにかあったのだろうか?と。

 一部の人はネットに繋がったらしく、すぐに宮城県沖で地震が起こったことは分かった。客先の上司が機転を利かせて、会議室のテレビをみんなに開放したので、すでに津波が押し寄せていることも分かった。

 皆が状況を把握し始めた頃、今度は自分たちはどうなるのだろうと言う考えが出始めた。ネットを見るとJR私鉄の全線が不通となっている。ただこの時は、何時間後には復旧するだろうと僕はもちろん皆思っていた。

 ただ僕は歩いて帰ろうと思った。職場である東陽町から家がある川崎までならギリギリ歩けるんじゃないかという思いと、災害時の街並みを見ておこうという思い、電車がないということがどれほど大変なことなのかを身を持って経験しておこうと思ったからだ。

 そして定時のチャイムが鳴り、僕は立ち上がった。今日中に帰るという目標を達成するために。

つづく
 

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大地震~その瞬間~

2011年03月12日 18時05分14秒 | 日々雑感
「福島第1原発で爆発音と白い煙」

 映像出てたけど、大丈夫かな…

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 2011年3月11日に発生した東北沖大地震。その時僕は客先の会社のビルの中にいた。最初に揺れを感じてすぐに僕は思った。いつもの地震だと。地震の波には最初の揺れであるP波(Primary波)と第二の揺れであるS波(Secondary波)がある。

 P波とS波の間が長いと遠くで起こった地震というのを知識として知っていたので、最初の揺れが起こって数秒した時点で大したことないと思ったのだ。ちなみに震源地が近いと、P波とS波を間髪をいれずに感じることになるので、数秒とか悠長なことは言っていられない。

 そういう知識があったのに、発生した地震は大きなものだった。僕の39年の人生の中で一番でかい。隣の席の50歳くらいのおっさんも、こんなの初めてと言っていた。その時は気がつかなかったが、P波とS波の感覚が長かったのにも関わらず、あんなに大きな地震だったということは、遠い場所でとてつもなく大きな地震があったのだと、今は思える。

 その後、第二の地震や余震が訪れたが、比較的僕は冷静でいられた。震度の大きさは分かったが、遠い場所で起こったと分かったからだ。ただ冷静だったのは心の問題、体は正直だ。余震も落ち着いたころ、仕事の資料をラックに取りに行こうと立ち上がると、体が強ばっていた。

つづく
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東野圭吾「秘密」を読んだ

2011年03月07日 23時20分18秒 | 日々雑感
「北米市場における3D映画は拡大傾向……2015年には全映画収益の40%が3Dに」

 3Dを効果的に使っている作品がない。それが不満。俺が認める3Dは川崎で独占上映していた「ペ・ヨンジュン3D」だけです。

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 東野圭吾の「秘密」を読んだ。前にも書いた気がするが、東野圭吾を読まず嫌いに位置づけていた。単なる流行作家と思っていたからだ。一冊も読んでいないのに。けど「容疑者Xの献身」を読んで見る目が変わった。本格的な推理小説を書く人なんだ!って。

 んで、ちょっと好きになったから「秘密」を読んでみた。客先の部長に薦められたんでね。そしたら驚いた。東野圭吾の別の顔が見えたからだ。「容疑者Xの献身」ってリアリティ溢れる感じで物語が進むのに、「秘密」はいきなりオカルト路線で始まった。

 けど僕は「秘密」というタイトルからして、なんかとんでもない荒唐無稽な話が展開されるも、現実路線に引き戻されるのかな~なんて思ったのだが裏切られた。作品には普通に裏切られたのだが、作者には良い意味で裏切られた。この人は色々なタイプの作品を書ける人なんだとうれしくなった。

 ミーハー気取りでもう少し、色々な作品を読んでみたくなった。今度は白夜行を読んでみようと思う。


秘密 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋
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パプリカを見た

2011年03月07日 00時00分28秒 | アレコレ鑑賞
レズの私がデリヘルを呼んだ時の話を書く

 この>>1は、何がしたかったのだろうか。

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 今敏監督の「パプリカ」を見た。話がよく分からなかったので、ストーリーを説明できないのだが、極めて日本的なアニメ映画だなと思った。原作は筒井康隆。他人の夢に入れる機械が盗まれてアーダコーダ言うお話。夢から覚めてもまだ夢だったみたいなノリが続いたりするので話は難解。なんか押井守監督の「イノセンス」を思い出した。

 とりあえずこの作品は映像をふわふわっと楽しめれば良いのかなと思った。あ、最初の街中にスタッフの名前が投影されるシーンはカッコいいなと思った。

 
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