元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

忌野清志郎といえば僕の場合…

2009年05月17日 22時38分01秒 | 日々雑感
 今日は松ちゃんが結婚を発表した日。しないと思っていたからチョイ驚いた。なんか離婚しない気がする。

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 忌野清志郎といえば僕の場合は、RCサクセションではなくタイマーズです。正確に言うと、忌野清志郎によく似ている人のバンドだが。

 1994年12月29日に武道館で行われたライブにタイマーズが出演した。このライブは何がすごいって演者が豪華。今は亡きイエローモンキーズと今は亡きブランキージェットシティと今は亡きタイマーズという豪華3バンド。僕の目的はブランキーだったが、タイマーズのパフォーマンスの前にはブランキーは粉砕された。

 タイマーズがトリを務めたのだが、清志郎によく似た人のパフォーマンスがすごかった。コンサート会場で、CDと同じ声を出せる人って初めて聞いた。かつぜつがハッキリしていて聞き取りやすい。楽器の音より声が全然勝っている。CDと同じ声と書くと印象悪いが、そこにまず感動した。

 そして曲。サリンをばら撒けという曲でやられた。1994年12月はアレですよ。松本サリン事件後であり、地下鉄サリン事件前なんだけど、よく似た人は「サリンをばら撒け~」と歌うんですよ。当然、不謹慎なわけですよ。しかも更に不謹慎な事に、観客に「サリンをばら撒け」と歌うことを強要させるんですよ。

 今もその当時もそうだけど、サリンに良い印象を持っている人なんていなくてさ、面白半分に「サリンをばら撒け」なんて観客は歌えないっすよ。しかも観客の一部はイエモンをアイドルとみなして、曲と一緒に踊ったりしていた若い女の子もいるのに、その子たちもひっくるめて「おまえら、サリンをばら撒けって一緒に歌えよコノヤロー!」なんて何回も何回も言うの。

 さすがにそれは言えないっす。僕言えないっす。周りの人たちも歌えないっす。けど色々言うんですよ。似た人が。「お前らノリが悪いんだよ。コノヤロー」、「サリンなんて言葉に大した意味はねぇんだよ」、「お前ら全員が言うまでオレは言い続けるぞ。ヤメネェゾ!」って本当に何回も何回も言うのよ。

 そうすっと少しずつ観客の中でも声を出す人が増えてくるわけ。やがて武道館の中は「サリン」でひとつになるわけよ。オレの隣の人(※1)も「サリンをばら撒け!」と熱唱するの。すると不思議なもんでね。集団心理ちゅうのかね。いつしか僕も「サリンをばら撒け」と熱唱ですわ。すみませんね、人に流されやすい性格で。

 んで、似ている人なんだけど。最後に言うんですよ。観客全員に「サリンをばら撒け」と言えと強要した人物が。

「お前ら馬鹿かよ!サリンをばら撒いて良いわけがないだろうが!!」

 なんて感じのパフォーマンスをやってくれるんですよ清志郎によく似ている人は。そして曲は「あこがれの北朝鮮」へと続いちゃってね。というのが僕にとっての忌野清志郎なんです。


※1…隣の人と書きましたが、正確ではありませんでした。隣にはKがいるはずだったのに、彼はすっぽかしました。光るタマネギの下で僕は涙を浮かべました。
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2 コメント

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Unknown (まっつー)
2009-05-18 08:33:37
なぜK氏はすっぽかしたのでしょう?
そっちのほうが気になります・・
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Unknown (村尾さん)
2009-05-19 00:48:52
共に徹マンをしていたのですが、僕は頑張って起きて、Kはガーガー寝ていたと言う感じです。
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