わまのミュージカルな毎日

主にミュージカルの観劇記を綴っています。リスクマネージャーとしての提言も少しずつ書いています。

節電できるよ

2011年04月02日 | リスクマネージャー
前回の記事を読んだ高層マンション在住の皆様には、「なんだこいつ」と思われたかもしれませんが、計画停電を体験した方なら、計画停電になれば同じだから協力しよう、と思って下さったかもしれません。

なんで、こんなにいろいろ言えるかと言いますと・・・
皆様は、江戸東京博物館に行ったことがありますか?常設展示に「昭和30年ごろの家」とかいう展示があります。おじゃまします、と入れるのです。が、子どもが小さいときに見学して「これってうちの家じゃない!」と大笑い。我が家が博物館にある不思議さでした。
わが家は確かに昭和30年代に建てられました。その後リフォームを繰り返し、まあ、文明の利器もたくさんあります。が、住民の数にしたら、電力量が少ない。ですから、ちょっと電気を使い過ぎるとすぐ停電になります。暑い日や寒い日はなるべく家族が一部屋に集まり、消費電力を抑えます。アイロンを使っている間はドライヤーは使わない。トースターと電子レンジは同時に使わない。など、電力消費量の多い家電の使用には心配りをしなければ停電してしまう毎日を送っています。
当然、洗濯乾燥機もありませんし、食器洗い機も食器乾燥機もありません。
洗濯物は外に干せばいいし、部屋の中でも干しておけば乾きます。食器洗いも野球中継のある時期なら楽しい時間です。
まあ、マンションに住んで、家族は一人一部屋、その部屋にはテレビ、エアコン、パソコンがあって、洗濯も食事の片づけも機械が全部やってくれる生活が平成の生活だとすれば、我が家は昭和30年の生活のままかもしれません。
でも、今、節電節電、と言われた時、さほど不便は感じていません。

今やっているのは、電子レンジを使わない。トイレのウォシュレットの温度は最低にし、必ず蓋をしめる、寝るのが最後の人は電源を抜く。私は、ドライヤーを余り使わないのですが家族にも控えさせる。電気ポットはやめて、一回一回ガスでお湯を沸かす。待機電力を使うものはコンセントを抜く。掃除機はやめて、ほうきにちりとり、雑巾がけ。
ですかね。
今後考えているのが、
ご飯をガスで炊く。以前やっていたのでお鍋を用意すれば苦ではありません。パンはガスのグリルで焼く。比較的つける時間が長い照明器具をLEDに替える。夏に備え網戸の増設や入替をして風通しをもっとよくする。

私は、もともとケチ。その上に、子どもたちがエコ教育を受けてきて、私の行動ではまだ足りない、と言ってもいたのでケチに拍車がかかっていました。温暖化の問題が本当にクローズアップされるまでは、「みすぼらしい」とか揶揄されましたが、今は「素晴らしい」と誉められます。なんとこそばゆいことでしょうか。

街に出てみれば・・・

山手線の車内の照明が全部消えていました。素晴らしい!!!

動く歩道は停止。当然です。

地下道に華々しくあった広告の照明はすべて消えています。当然です。そもそも、あの照明のおかげでどれほど地下道が熱くなっていたのでしょう。昨年の猛暑の一因だったのではないかと思ったほどです。永遠にやめてほしいです。

東京メトロの駅に最近設置された映像広告も消えています。当然です。これも、電車やアナウンスで騒々しい駅では音声がまったく聞き取れず、騒音の一部となっているだけでした。こちらも永遠にやめてほしいです。

しかし、細かいところはまだまだという気がします。
一番気になるのが商業施設のトイレ。本当にきれいなのはいいのですが、電気がなければ流せない状況になっています。手を触れないでいろいろなことが出来るのはいいのですが、ひとたび電気がないと大変なことになってしまいます。トイレから出て手を洗うのも自動的。これも電気がなくては出ないのでは?そして、手を乾かすドライヤ―。私は、使ったことがほとんどありません。タオルやハンカチを持ち歩いていますから、それで拭きます。皆さん、小学校でそう習いませんでしたか?
この手を乾かすドライヤーはすぐに使用禁止にするか、取り外してほしいです。
他の部分は、改修しなくては出来ない部分ですから仕方ないかもしれません。が、新設するときには是非考えてほしいです。

信号機も多くはLEDに変わっていますが、「ここに信号いる???」という場所の信号は以前の照明のままが多いですね。いっそ、信号を取ったらどうでしょう。

昭和時代の生活にどっぷりと浸かっているから、電気の大切さを感じます。
電気はライフラインです。ライフラインは日本語で言いかえれば「命の線」ですよね。
「命の線」としてしか使わなければ、こんなに多くの人に迷惑をかけなかったのではないでしょうか?

東京電力の責任が厳しく問われています。
政府の対応も厳しく問われています。
でも、電気が「命の線」であることを忘れ、「楽しみたい、楽をしたい」として電気を求め続けた私たち消費者にも責任が大いにあるのではないでしょうか?
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