母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

乳頭の異常

2014-12-14 10:39:43 | 日記

赤ちゃん好みの乳頭は、柔らかくて、適当な長さが必要です。

そのことは私のホームページや、「母乳の修理屋さん」に述べてあります。

先日、あるママから相談をうけました。「乳頭が2倍に腫れて痛いのです。母乳は出ません。痛くて授乳できません。」

原因は赤ちゃんの飲み方による、擦傷ができたために、細菌の侵入による炎症なのです。

乳口は体内よりも温度が低く、細くなっていますので、乳管を流れた乳汁は乳口で停滞することがあります。そこに細菌が付着すると炎症が起きます。

「白斑」を訴えるママは多いのはそのためです。

侵入した細菌は乳管中を逆流して、乳腺組織に到達して、そこで増殖し、乳腺炎になることが多いのです。このママは乳頭付近で乳腺炎症状をおこしたと思います。

経験不足の助産師さんは、乳口に詰まっている乳栓状の硬く固まった乳汁を、無理にマッサージで取り除くことをします。また、針を乳口に刺す方がいます。どちらもママにお産以上の痛みをあたえますし、病状は悪くなると思います。

私は乳房全体に冷罨法をして、医者の診断をすすめています。



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