母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

Every coin has two sides.

2015-07-25 09:30:43 | 日記

コインには、どれも表と裏があります。物事にはいい面と悪い面があります。タイトルの訳ですね。

ネット上に「いまだ根強い母乳信仰」として、「カンガルーケアと完全母乳で赤ちゃんが危ない」の著者久保田先生のコメントがありました。

「出産直後の母親は母乳はにじむ程度しか生産されないのが一般的で、1週間かけて、出るようになるのです。

その間完全母乳主義の産院や助産院では、糖水や人工乳を一切与えないケースがあります。

それは日本の赤ちゃんは出生直後から飢餓状態に置かれ、脳に障害を遺す危険のある重症黄疸や脱水、低血糖状態のリスクが高まっています。生後3週間で赤ちゃんの体重が10~15%も減っても大丈夫としている病院もありますが、そんなに体重が減った赤ちゃんは飢餓状態と考えた方がいいのです。

それも日本に行き過ぎた「母乳信仰」が強いのは、WHOの「母乳育児を成功させるための10カ条」のプロパガンダが偉大すぎるからです。

10カ条とは以下になります。

1母乳育児の方針をすべての医療にかかわつている人に、常にしらせること。

 2、全ての医療従事者に母乳いくじをするために必要な知識と技術を教えること。

3、全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法をよく知らせること。

4、母親が分娩後、30分以内に母乳を飲ませられるように指導すること。

5、母親に授乳の指導を十分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えること。

6、医学的な必要がないのに母乳以外のもの、水分、糖水、人工乳をあたえないこと。

7、母子同室にする。赤ちゃんと母親が一日中24時間、一緒にいられるようにすること。

8、あかちゃんが欲しがるときに、ほしがるままの 授乳を進めること。

9、母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりをあたえないこと。

10、母乳育児のための支援グループを作りを援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介すること。以上です。」

さすがWHO!!。私も母乳を進めているひとりですので、正しいことを記していると思いました。ですが、それに批判的な方がいるのですね。

コインの片面です。ひっくり返した片面コインの意見は私の見解になります

母乳とミルクの栄養学的、衛生面では優劣はないようです。(アレルギーでは未解決ですが)。

赤ちゃんにとって唯一の糧の地位をミルクに譲らざるにえなかったことは、母乳の生産は一様に生産されるのではなく、不公平さがあるのです。そして、苦労が多く、煩わしさがあります。母親も楽な方を望みます。

また、女性が社会で働くのが一般的になっていることから、ミルクの必要性は高まりました。時代の潮流と思います。この流れはいましばらく、ミルクの供給を可能にできる時代が続く限りミルクに軍配があがります。

ただ、災害や、経済的な理由でミルクのストップすることがないことを切に祈ります。

母親になると、わが子に自分の乳を与えたい本能があります。男性先生が言う「母乳信仰」とは違うのです。最善の愛ですね!惜しみなく与えたくなるのです。それを暖かく援助してあげれる論理がほしいのです。

最後に乳房側からのお願い

乳房は授乳のための器官です。男性の憧れのあの美しい乳房は、授乳を何世紀にわたって中止したなら・・・退化の法則で、変化せざるをえません。赤ちゃんが生まれても乳房に変化が起きなくなるのです。母乳を生産する機能が退化するのです。

 

 

 

 

 

 

 


断乳(卒乳)の注意点

2015-07-11 09:44:23 | 日記

断乳の上手な方法は、私のホームページで、説明してあります。しかし、ママたちは悩んだり、すんなりといかないようようです。

私は車の急ブレーキを例にして説明しています。60Kのスピードで走行している車に急ブレーキをかけましたら、搭乗者は前のめりになったり、体の一部を車にぶつけるかもしれません。

授乳を急に中止することは、体に動揺と痛みを伴うのです。その痛みと動揺を最小限にすることが断乳時のポイントなのです。

母乳は授乳や搾乳を中止するなら、100%生産が終了します。ただすぐにパタリと止まるのではなく、約48時間、2日間かかるのです。

その間、体は生産をし続けるので、パンパンに乳房が腫れあがりますので、ジンジンと痛むのです。その間が辛抱のしどころですが、B&Bマッサージのstep1 で痛みは半減できます。

母乳は血液成分ですが、プロラクチンとオキシトシンの両方のホルモンの到着なくしては、母乳となり、射乳しないのです。授乳中止は乳管が肥大して、血液の流れをストップしますので、ホルモンのは未到着となり、生産は中止します。それが断乳の理論です。

ですから2日間は車の急ブレキーのような動揺と痛みを伴うのです(もちろん、個人差はあります。)そして、2日間後の乳房の落ち着きを確認したら、たまっている乳汁を絞り出すのです。片方30分ぐらいかけて、ペチャンコになるまで、搾乳するのです。(いつまでも出ますので、30分で中止します)

その後は乳房のあちこちの乳汁の再生産と思われるしこりを確認すると思いますが、無視してください。体が吸収してくれます。

先日も断乳を指導したママから電話があり、「48時間後の搾乳の後、また痛くなって腫れてきましたので、しぼりました。」と。

「お花もしぼむとき、かれる時は時間のずれがあるでしょう・・・冷たいタオルで冷やしながら、step1でいたわりながら、傍観するなら、かならず卒乳は完了します。 人間以外の哺乳動物は断乳の搾乳などしていませんね、でも、私は1度は搾乳をすすめています。スッキリとしてその後の乳房の落ち着きが良好なのです。」と説明しました。

ママから「先生の言うとおりでした。ありがとうございます。」


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2015-07-04 08:30:50 | 日記
 
ご褒美!

 苦労の多いわが子の 1年のお誕生日を無事に終えたママさんたちには、ご褒美をあげたいですね! 私の息子の1歳の誕生日には、(昭和30年ころ)には丈夫に育った子には、保健所を通し...
 

 

Gooグロブ に1年前に投稿した記事です

。今回の 「ご褒美!」 も ママさんのお役に立てそうですので、再度のせました。