これは日経(8/29)に掲載されていた、男性の乳頭に授乳させているエクセントリックな写真です。LGBTとは、性的少数者 との注がついていましたので、一般的なママたちの関心事とは異なります。
私が母乳に携わってから30数年になり、あの頃は知識の取得に貪欲で、乳房の疑問の回答を求めて、大学の先生や著名な医師に疑問をぶつけたものです。
その時の疑問で、男性は母乳が出ないのか?でしたが、乳房があり、乳頭があるのですから、乳腺組織も存在しているはずです。そんな時に「男性も老女も赤ちゃんの吸引の継続があるなら、母乳はでる事あるのです。」との回答をどなたかにいただいたこと??あったように思うのです。
母乳の原料は血液ですが、母乳の生産にはプロラクチンのホルモンが必須です。射乳にはオキシトシンのホルモンが必須なのです。出産とともに赤ちゃんへの授乳が継続されるなら両ホルモンは脳下垂体から、血管を通して乳腺組織に到達して赤い血液を白い母乳に作り替えてくれます。
私は理論的には男性も老女も、可能の部分があるのではないか?と思っていました。ですので、この写真を取り上げてみました。
ところで、ホルモンですが、出産した女性でもホルモンの皆無のことが2万人~3万人に1人発生する―と医学書にありました。私は1度だけホルモン無しのママにあったことがあります。一滴の乳も、にじみもありません。もちろん乳房の張りはありませんでした。