母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

母乳の指導がまちまち2

2013-05-21 08:38:59 | インポート

 

指導がマチマチ 2 2013.520<o:p></o:p>

 

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この桶谷式マッサージ法及び慶応式については、今年1月頃の私のブログ「母乳マッサ-ジの不思議シリーズ」に詳しく記しています。<o:p></o:p>

 

私が不思議に思うのは、桶谷式の実技は助産師以外に公開していないのです。母乳マッサ-ジは神聖な医療行為で、助産師の特権である・・・とも。助産師に教えをこう乞うと、回答のようです。閉鎖的な助産師会の姿勢に戸惑いと怒りも覚えます。他の批判を受け入れなければ、それが、正しいか、間違っているかわからないのですが。<o:p></o:p>

 

私は、一貫して、母乳マッサージはママとなる女性の必須の常識でなければならないと、力説しています。ですから、女性なら、どなたにでも理論と実技は教えています。<o:p></o:p>

 

また、自分で産後のマッサージは、少しの例外を除いてママ自身ができる、理論と実技を確立しています。母親教室などで、教えておいてほしいと念願するのです。ママの産後の動揺は、正しい母乳を出す、理論と手技を知らないからなのです。<o:p></o:p>

 

性教育と同様に母乳マッサージは教えておきたいです。<o:p></o:p>

 

母乳は基本的には出るのです。私の子供の頃、戦前には90%は出ていました。(不足は人類の課題でしたが。)今日のような母乳衰退は、ミルクの出現とその普及によるのですが、<o:p></o:p>

 

ミルクの便利で安価な価格が、母乳との競争に勝利したと思うのです。この状態は、現在の文明の継続と共に変わらないと思うのです。歴史を元に戻せることは出来ないのですが、人間の英知が再度母乳に燭光を与えると信じます。それは、第一に少なくともこれからママになる女性に母乳の大切さとその出す方法を教えておくのです。例として、禁煙の啓蒙であります。戦後の日本では、多くの人がプカプカとたばこを吸っていました。でも、喫煙の弊害を啓蒙した長い期間を経て、喫煙は確実に減りました。母乳の普及のルネッサンスは、教育にあると信じています。<o:p></o:p>

 

もし、天変地異などで、ミルクがストップしても、母乳があるなら、赤ちゃんは生きるのです。母乳が出ないために、我が子の死をみなければならない事ほど、母親にとって悲しい、残酷なことはありません。<o:p></o:p>

 

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指導がまちまち

2013-05-12 16:17:44 | インポート

 

指導がまちまち(産院で) <o:p></o:p>

 

私は仕事上多くのママたちから、情報を得ることができます。特に気になるのは産院での、産後の母乳を出す為の指導法がマチマチである、各助産師さんの母乳に対する指導、考え方がバラバラとのことでした。それで、ママたちは、どの方法を選択していいかわからなくて、動揺するとのことなのです。<o:p></o:p>

 

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40年間の助産師さんたちのかかわりから、彼らの指導法がずいぶんに変化してことを知るのです。昭和40年代までは、助産師の主流は慶応式マッサージでした。当時、ミルク全盛時代への途上にあり、産院では母子別室が圧倒的であり、産婦への食事はホテル食を持ってきたような、贅をきわめた高カロリーの美食でしたから、産後の乳房は緊満します。膨張しすぎた乳房は乳頭の硬直をきたし、新生児の授乳がスムーズにいかないのです。それで、母乳を出すためのマッサージが必要になってくるのです。ですが、すべての産婦にマッサージを施術することは、助産師の余分な労働を課します。また、慶応式のマッサージと称しても、論理と技術を理解していなければダメなのです。そこで、外部から、マッサージ師の応援を仰いだのが現状でした。<o:p></o:p>

 

そこに、桶谷式と称して、桶谷そとみ氏の基底部剥離と称する革命的なマッサージ法が助産師の主流になったのは昭和50年代です。この辺の歴史は私のマッサージ業と時代を同じくしますので、よく記憶しています。<o:p></o:p>

 

それから約30年、名実ともに、桶谷式は助産師会の顔になりました。ですが、母乳普及率は少しも上昇していないのです。熱に浮かされたように、日本のほとんどの産院が桶谷式を取り入れたように記憶しています。母性衛生学会の研究発表では、多くがそのことで話題になっていました。現在では、私が知る限りの桶谷式の指導法は多くの産院で放棄しているようです。桶谷式を名乗る方々のみに伝承されているようです。<o:p></o:p>

 

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なぜに革命的な桶谷式は一部の助産師のみに継承されていったのでしょう。桶谷式の理論に無理、間違いがあるのではないか? と常々警告してきました。例えて、月に到達できる宇宙工学は、綿密な理論、計算とそれを裏付けるロケット技術が表裏一体のはずです。母乳を出すマッサージも母乳の出る仕組みを理解して、それを可能にする手技は表裏の関係にあるとします。ただ、マッサージ(手技)の実技には、施術者のテクニックや、上手、下手、する時期の選択などと、乳房内部の変化を外部の人が的確に判断できないのです。ロケットの異常をすぐにキャッチするように。あいまいさも許されるのです。基底部を剥離したことを、どうして確認するのでしょう?<o:p></o:p>

 

続きは、次回<o:p></o:p>

 

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