母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

卒乳の考え方

2015-09-28 06:22:54 | 日記

私がおすすめる卒乳の方法 は私のホームページに記載してあります。

すべての哺乳動物は授乳期間を終えた後には 卒乳期を迎えます。自然に乳房内の乳が無くなるのですが、特別の方法をしているわけではないはずです。

人間の卒乳も同じ考え方でいいのでないか?で考案しました。

前は、徐々に授乳の回数を減らす方法をすすめていました。(この方法は師匠から受け継いだ方法です。)

母乳の原料は血液ですが、白い乳になるには、プロラクチンやオキシトシンホルモンが必要で、脳下垂体で製造さらたプロラクチンは血液と共に血管中を流れて、乳腺に到着します。この乳腺内で化学変化を起こして赤い血液が白くて、甘くて、乳児の栄養源になります。

授乳を中止しますすと乳房内に乳汁が充満し、血管も圧迫されて、血液の正常な流れもできなくなります。それで、ホルモンの乳腺への到達も滞るようになると、乳汁は生産されなくなります。

私は、大半の乳腺の活動が中止されるのは断乳開始48時間以後であろうと結論ずけました。

授乳を中止しますと、乳房に乳汁が充満しますので、ジンジンと痛みます。個人の痛さは多様ですが、多くのママはあまりの痛さに恐怖を感じるようです。そこで、その期間の乳房の扱い方を、ママたちに教えているのです。一言でいいますと、乳房の痛みを和らげる方法なのです。

私の考案しましたB&Bマッサージのstep1なのです。「痛くて苦しいよ!」と訴え続ける乳房を、わが子の悩み痛みと受け止めて、ママの手で優しく なだめつくすのです。(乳房は自律神経の支配下にありますので効果的なのです)。

乳汁がにじみでてくるから、ふき取ってください。(step2は厳禁ですよ、授乳行為です。)48時間を過ぎるころに乳房の痛み、腫れは少し和らぎます。

そしたら、充満の乳汁を全部搾乳するのです。片方30分ぐらいの目安です。いつまでも出ますので、ぺちゃんこに近くなったらOKです。片方約30分ぐらいです。

その後もまた張ってきますが、無視してください。体が吸収してくれます。乳腺組織のしこり状は残ります。

私は断乳の依頼のときには、まず、電話口で説明して、ママ自身で実行してもらいます。90%で成功しています。ただ個人差のある乳房ですので、ママへの協力は惜しみません。

どうしてもの依頼の時にはもちろん訪問します。その時には有料になります。