母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

年の終わりに

2009-12-31 20:37:15 | 出産・育児

今年も暮れるが、私の人生も残り少ない年齢、暮れになった。

この母乳の仕事を通して、人生の至福を感じ、感謝の日々である。

児を育てるのに母乳は必須であったが、現在は人工ミルクで代用できる。

出産前にママが母乳を希望する割合は97パーセントであるという。

でも、現実に母乳だけでの保育は50パーセントを切るようである。

、どこに問題があるのだろう。

私は、自分の子供の育児も含めると、母乳と付き合ってきたのは、50年の

長きに及ぶために、母乳とミルクの時代を見続けてきたことになる。

何時の時代でも母乳不足はあったから、母乳に代わるミルクの発明はおおきな課題であった。戦後粉ミルクの普及と、アメリカ式の育児法が主流の時代が

昭和50年、約30年間続いたように感じている。敗戦国の日本がアメリカの文化に陶酔した結果であろうが、それはそれとして仕方ない、成り行きであた。

50年以後現在に至る30年間は、日本の文化を再認識しての母乳を進めてきた時代のように思うが、いまだ混沌としていて母乳の普及に足踏みしている。

母乳マッサージは母乳の普及に効果があると信じている。、私が考案した新・母乳マッサージは、マッサージ師の発想から生まれたものなので、桶谷式や、SMC方式とは発想が異なる。批判もあろうが、色々の考え方があってもいいのでなかろうか?

人生の暮れ,年の暮れに、明日は新年である。

私の得た母乳を出す知識を、ママたちに残しておきたいと切に思っている。


抱き方と、私の考え。

2009-12-29 17:25:17 | インポート

抱き方は難しいと常々思っている。

固定されている乳房の小さな乳頭に、目も見えない赤ちゃんの口が、確実に到達させねばならないーママの知恵に尽きる。

赤ちゃんの抱き方を観察していると、それでは上手にすえないな?と思うことが多い。

この頃多い、立て抱きとフットボール式が気になる。

立て抱きは、片方の手で赤ちゃんの首を抑えて、片方の手で赤ちゃんの体を

抑えることになるので、ママの両手は塞がってしまう。そして

そのポーズを長時間維持して授乳するので、ママにとって苦痛になる。

また、フットーボール式は児を脇に抱えることになり、ママの体は常に斜めになるので、長時間は腰を痛めるようである。

私は、ママと児のがりラックスした快適なポーズは添い寝ポーズではないかーと思っているが、添い寝はママが熟睡して児に覆いかぶさって、窒息死させる危険がある。

それで、私が進めている抱き方は、大仏様ポーズである。

あぐらでも、正座でも、椅子掛けでもよい。後は大仏さまをまねる。

背筋を伸ばして、肘を体に密着させる(児の頭をのせる方)その肘に児の頭をのせるようにして抱く。横抱きでも、斜め抱きでもいいが、児は小さいので、

児を支える枕があった方がいい。片方の手は必ず空かせておいた方が、児の安全のためと、ママの便利のために良いと思っている。

私は助産婦ではないが、2子を育て、50年間育児に関係する仕事を続けてきた。昭和30年代は栄養士として、離乳食を中心に食事指導をしてきた。また40代から50代にかけては乳業会社で育児指導の仕事をてがけた。50代から現在までの30年間は母乳コンサルタントとして母乳推進が主な仕事であるが、育児指導は両輪の関係である。

それで、幸か不幸か、助産婦でなかったために、私の母乳マッサージの原理、発想は彼らとは異なる。

どのような違いかは、私のホームページからご理解いただきたい。


乳頭が短い?

2009-12-24 09:06:56 | インポート

乳頭が短いと嘆くママはおおいですね。

でも半数は短くない。赤ちゃんが必要とする長さは、乳頭プラス乳輪部までなのです。そこまでやわらかく伸びていると、赤ちゃんは上手に飲めるのです。

もし、乳頭から乳輪部まで硬いかたは、新母乳マッサージをしてみてください。

HPを見ながらね、

ステップ1は、やさしいです。(力をいれないで、いたわるようにね)

ステップ2は少し難しカもしれません。(乳頭部にふれないように、

乳輪部を押すのです。)

ポタポタと乳汁が乳頭から漏れてくるでしょう、すると成功ですね。

やってみてください。


超未熟児

2009-12-22 09:35:55 | インポート

母乳不足はママのみの原因とはいえない。乳量は赤ちゃんの吸引力と授乳時間が大きく影響する。

ところで、赤ちゃんが飲まない、飲めない状況下では母乳はどうなるのであろうか?

当然 母乳の生産は中止となる。

赤ちゃんが未熟児で、病院の管理下にある場合、ママは授乳を中断しなければならないが、搾乳して病院に届けることで、母乳を与え続けているママは多い。

私は、超未熟児のケース、9ヵ月、900グラムで生まれた赤ちゃんのたゆめに

3ヶ月間、3時間ごとに搾乳し、それを毎日病院の赤ちゃんの元にとどけ、無事に2200グラムに成長させて退院。一歳の誕生日を障害も無く迎えたケースに感動を新たにしている。

授乳と搾乳は違う。

児に要求に応じて授乳することは、あらゆる快感に通ずる。ところが、自己搾乳は苦痛と忍耐を要求される。ママに大変な労力と心労をを与える。

それを3カ月も休まず継続することに母親の愛情の強さを覚える。

ママとはすごいな!


孟母三遷

2009-12-15 10:52:43 | インポート

戦争の終った昭和20年の終わりころは、

共稼ぎは社会的に容認されていました、が

 働きながら子育てをすることは保育施設もなく

、大変に難し時代でありました。

私が栄養士として働きながら子育てが出来たのは、

ひとえに姑の協力によるものでした。

現在も共稼ぎの子育てを希望するママは、

実行する厳しさをひたひたと感じているようです。

成功の鍵は

1親子の健康

2夫の協力

3信頼できる保育所がある。

または依頼できる親近者がいる。

 信頼できるベビーシッタを確保できる。

1と2の大切なのは言うにおよびませんが、

ママは3の確保に最大の努力をするべきなのでしょう。

タイトルの孟母三遷をどう思われるでしょうか。

良い保育所があり、確実に入所できる所に

引っ越しも考慮にいれるべきでしょう。

また親近者がベビーシッタを引き受けてくれたなら、

感謝に感謝して

十分な謝礼をするべきと思っています。

自分と子供のための未来のために、

最大の投資の時期かもしれません。