現在も、時々「母乳の相談」を受けます。
先日も、近所の8ヶ月の初産のママの相談です。
立派な乳房ですが、残念なことに乳頭が短いのです。
「乳頭が短いと赤ちゃんは上手に吸引することができません。
ただし、赤ちゃんの舌の長さや、吸引力があれば、授乳することはできますので、
赤ちゃんが生まれてからの指導でいきましょうね。」と告げました。
特別に乳頭を伸ばす指導はしませんでした。短い乳頭をひっぱっても乳頭は伸びないのです。
乳頭はかえって かたくちじみます。伸ばすところは乳管洞といって、
(乳輪内にある)のですが・・・・・現在赤ちゃんの体重が1700gで、
乳頭付近への刺激は早産の憂いもありますので、強いて教えませんでした。
出産する産院での初産期の扱い方と、私の指導が違うときにはママは混乱しますので
、退院を待って、私が改めて指導することにしました。
授乳は、赤ちゃんとママの共同作業ですので、生まれてくる赤ちゃんと対面してから、一番いい方法をおしえるつもりです。
一般論は私の著書「母乳の修理屋さん」や、HPにのべています。
ママと赤ちゃんの組み合わせは多彩です。
全員が成功するとは限りませんので、祈りの境地もありますね。