昭和30年の前期は、私の乳児の子育てと重なります。
その頃は赤ちゃんコンクールが盛んでした。満1歳の健康状態の優れた赤ちゃんを表彰し、記念品(これが結構いいものでした)が頂けるのです。私も望みましたよ。次男は人工ミルクでした。栄養士として、病院の給食の仕事をしていましたので、ミルクでした。当時のミル王クは
甘く、米粉を別に添加していたと記憶しています。炭水化物の必要以上に多く調合されていたように思います。すると赤ちゃんは必要以上に太るのですね、大人のご飯の大食いと同じです。お相撲さんのような肥満タイプに赤ちゃんもなるのです。私の赤ちゃんも例外ではありませんので太りすぎました。太り過ぎるとどうなるか?と。色々障害がでてくるのです。第一に目立つのは、顔・頭や体の湿疹です。中耳炎も頻発しました。その他の目にみえる疾患はありませんでしたが、大人と同様に肥満から発生するといわれる内臓の疾患が多発したそうです。それで、数年後には廃止になりました。
私の赤ちゃんはコンクールに優勝したかって?
落ちました。湿疹もありましたし、異常にふとった赤ちゃんを医者は健康とは認めませんでした。