母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

御台所

2014-04-28 13:49:18 | インポート

 徳川時代の徳川宗家の正室は、御台所(みだいどころ)と云われていたようです。昭和初期の我が家の台所は、土間ではありませんでしたが、日のあたらない片隅に位置していましたから、御台所と台所のあまりの違いに、子供ながら釈然としない思いがありました。

 この頃の台所は出世したな!と思うのです。家族団らんの居間の一部として位置する場所を、堂々として与えられているのです。「対面キッチン」です。

 ところで、台所は料理を作る場所、家庭の工場です。家族や自分の為に、栄養のバランスのとれた栄養価の高いものを、そしておいしいものを、安価でつくれます。それには、台所は常に賑やかで、そして汚れます。

 時代のムードは美しく装って、ピカピカのキッチンを歓迎します。ママたちはキッチンを汚すのを嫌うようになります。料理をつくらなくなります。できるだけ、キッチンを汚さないような、料理しかつくらないようになります。栄養とおいしさは遠のくでしょう。加工されてすぐに食べられるもの、、台所を汚さない食品のみかテーブルにのらなくなります。。食費の予算は同じですので、栄養価の低下と食品の質の低下はまぬかれません。家庭で一番大切な食が、素敵な台所のために片隅に追いやられることを危惧しています。


理想論

2014-04-23 19:15:32 | インポート

 珍しく20代のママの母乳不足を指導しました。この頃は30代のママの相談が殆どですので。

 珍しくと、いう表現を使用しました。違うのですね、20代のママぶりは。健康的で、たくましく、エネルギーを感じますね。ですから、出産は20代が最高と思います。赤ちゃんも健康で、あまりママを困らせないいい子が育つようです。

 少子化を嘆き、人口減少を憂いる現在の日本。発想を変えてみれば、いいのではないか?と思います。学生結婚OK.そして、出産OK.若い中に人生で一番大切な行動をするのです。後は子育てをしながら、社会と接点を持つ。働くもよし、改めて勉強するもよし。

 それには、社会のムード作りからでしょうね。私の若いころ昭和20年代は25歳になぅても結婚 しなかったら、オールド・ミスを後ろ指をさされましたね。

 その実現には、職がなく、収入が少なく、貧しすぎては、子育てするのは大変なのですが、・・・人生死ぬまで大変(86歳の心境)なのですよ。人生で一番大切な子宝を得てから、色々な生き方を学んでもいいと思います。

 政府も、社会も、早く結婚しなさい、子供をつくりなさい!と長い長いキャンペンして、出産しやすいムード作りと環境を整えるのです。 理想論ですよね!


80歳のババさまにはつらい。

2014-04-15 17:49:42 | インポート

 私は仕事柄、赤ちゃんを抱くことは多い。でも、このごろは、抱くのをひかえている。

 赤ちゃんは3キロから、1年目のお誕生日には10キロ近くに重くなる。そして、はげしく動くようになる。当たり前の成長であるのですが、後期老齢のおばあちゃんの力では、本当に重くて、落としそうになる。

 20代後半での育児で、軽々とだきあげて、余裕のあった昔を思い出す。50代の初孫も、60代の3人の孫たちも面倒をみてあげるのは、苦痛ではなかった。でも80代に入ると、ドッコイショと気合をいれてからだきあげるのだが、事実しんどい。

 私は若いママさんたちに云っている。赤ちゃんを産むなら、お母さんが若いうちに産んだ方が、助かりますよ。私みたいな年齢になると、赤ちゃんのお世話は無理になるのね! と


理研の小保方さん

2014-04-08 08:49:56 | インポート

小保方さんの騒動は、私たちの間でも、ずいぶんと話題になります。

研究者がブランド品で身を飾りながら、研究できるでしょうか?

有名な発見、発明は多くは若い時のひらめきにあるーとするなら、彼女のひらめきは正しいのであろう!

その才能をつぶすも、成功させるも、取り巻き連中の思惑に左右される・・・つぶされることもある。

私の見解は、見間違えたのでないか?と思っています。多くの学者が指摘するように、STAP細胞と、胚性幹細胞(ES細胞)を見間違えたのでなかろうか?(顕微鏡レベルの研究は特に、)研究者の特別な思い込みが、見間違いを容認すると思うのです。それをチェックする機関が大切なのですが、それが機能しなかったのであろうと思っています。

どれが本当なのでしょう?


乳頭は排泄器官?

2014-04-02 17:09:04 | インポート

 膀胱と肛門のみが、体の排泄器官と思っていましたが、乳頭もそうでないかしら?と、ふと考えました。乳汁は赤ちゃんにとって栄養素ですが、ママの体にとっては、排泄物なのです。原料は血液成分ですが、乳汁になった時点で、排泄せねば(授乳)ならないのです。乳房中に置いておけない、腐敗するのです。ですから、乳房中(乳腺、乳管)にある余分な乳汁(水分のみ)は乳腺を逆流して、血液に戻るといわれています。しかし、全部が還流できるのではないようです。それが、細菌に汚染されますと、乳腺炎の原因になります。

 職業がら、乳頭を観察する機会が多いのですが、多くの乳頭には、乳口がジョウロのよに数個あります。よく出る乳口とそうでない乳口があります。乳腺炎の時には、どの乳口もあまり出ないのです(乳頭は硬くなってます)。ですから、赤ちゃんは出ない!と泣き喚きます。その出ない原因は乳頭の真下にある乳管洞の働きが関係しているのであろうーと推察しています。

 乳腺炎になりますと、乳腺炎を発症した乳腺とその延長にある乳管に、汚染された乳汁が充満しますが、その乳汁はドロドロして流れにくくなります。乳管と乳頭は緊張して硬くちじみますので、益々乳汁が停滞します。その乳汁が乳管洞に到達しますと、他の乳管と乳管洞を圧迫しますので、汚染されていない乳汁もストップをくらいます。

 解決法は、赤ちゃんの力強い吸引の連続にあるのです。ですが、赤ちゃんが授乳を拒否するときには、母乳マッサージが必要なのです。