母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

ご褒美!

2014-06-28 11:10:31 | インポート

 苦労の多いわが子の 1年のお誕生日を無事に終えたママさんたちには、ご褒美をあげたいですね!

 私の息子の1歳の誕生日には、(昭和30年ころ)には丈夫に育った子には、保健所を通して、さささやかなご褒美がでました。たしか、子供の洋服であったように記憶しています。ですが、この時の審査基準はマルマル太った赤ちゃん― でした。ミルクで育った赤ちゃんは太りすぎの傾向が強いですから、それは、ミルクメーカの宣伝であったようにも思います。しばらくして中止になりました。理由はミルク育児の太った赤ちゃんはその後の成長が健全でないーという報告によるのです。

 私は、品物のプレゼントではなく、ママ自身への賛美と称賛を与えたいのです。ですが、言葉のみでは、ダメですね。 母乳育児経験者としての認定書を与えます。そして、その経験をいかして、新ママの育児指導(授乳指導)をしてもらうのです。

 助産師さんの出産の介助としての功績はみとめます、職業ですので。 ですが、母乳を出す方法、授乳、抱き方、マッサージ、食事など母乳にたいする指導は?? いつも疑問に思っています。なぜなら、若い助産師は出産の経験もなく、授乳の経験もないので、本当の指導は無理に思えます。

 それを経験豊富な認定ママにしてもらうのはどうでしょう?

 女性が出産育児で専業主婦になっても、その経験を資源にしましょう。 新しいビジネスにも発展させれると思うのです。


母乳を出す本

2014-06-22 19:05:37 | インポート

Dscf6270  この本は林セツ子、布村東三氏の共書で、昭和52年にピジョン出版社から発売されましたが、現在は絶版になってます。 

 林セツ子さんは私の母乳マッサージの恩師にあたります。今読み返してみて、先生の母乳に対する姿勢は40年近くたった現在に置き換えてみても、不自然ではなく、当を得ていると思いました。 

 と云うことは、母乳の置かれている現状は40年前とあまり変化していないことになります。一言でいいますと、母乳は衰退しているままなのです。

 本の内容は、私の著書「母乳の修理屋さん」とは勿論ちがいますが、母乳を出す考え方の基本は同じなのです 。私がまねて書いたのでしょう? との疑いも生じますが、母乳を出す真理は一つですので、その表現の違いが、2者の感性の違いの本と思ってください。 

 また、林先生は母乳マッサージの創始者の加藤裕康氏の愛弟子でしたから、私はその直系になるのでしょうか。(加藤裕康氏については「母乳の修理屋さん」に記してあります。)


乳離れ

2014-06-15 18:01:24 | インポート

 「あの家は、まだ乳離れ出来ないみたい・・・」 成人しても母親にべったりで、自立心のない子を世間の人は、乳離れができていない! と非難することがあります。

 私が話題にしたいのは、赤ちゃんの乳離れですが、卒乳を何時にするか? は定説はないのです。私は、1歳から~1歳半の時期にするのがよいー とすすめています。理由は、離乳食が終わって、大人と同じ食事ができることから、母乳を必要としない、合理的な面で割り切って、説明しています。ですが、実際は多くのママは2歳から3歳ぐらいなで、授乳しているようです。それを間違っているとは思えないのです。

 人間の営みは、非合理と思われるものにも、その人の価値観があるのです。 乳離れの価値観はその民族、国の文化でもあると思っています。

 今一つの理由は、持論として、乳房は常に愛されたい器官である― としていますが、授乳も乳房にとっては大切な愛なのです。近年は結婚も、出産も遅くなりましたので、必然的に乳房への生理的な愛は少なくなりましたから、授乳期間の延長は乳房にとって大切なのでしょう。

 それで、合理的な考えから1年間ぐらいでいいのでないか? と正反対ですので、矛盾しますね!

 本当に、人の営みはむずかしいですね! 貴女の乳離れは どれを選択しますか?


断乳(卒乳)のコツ

2014-06-07 11:16:47 | インポート

Breast   授乳や搾乳を止めると、乳は出なくなります。ただ、すんなりとはいかないのです。走行中の車を急停止したと同じで、すぐには止まらずに20メートルぐらいは走るのと同じなのです。

 断乳を開始しても、2日間ぐらいは母乳は生産し続けるのです。乳房がパンパンに腫れあがり、ジンジンと痛み続けるのです。そして、乳房はあきらめたように生産を中止して、徐々に乳房中の乳は体に吸収されます。

 ですから、断乳は待っていいのですが、2日間もジンジンの痛みはママさんたちを不安と恐怖に落としいれるでしょう。誰でも痛いのは、恐ろしくて恐ろしくて嫌なのです。

 この時の乳房の扱い方を知っておけばいいのです。

 それが上のイラストの方法で、私が考案しましたB&Bマッサージ のStep1なのです。

この時はStep2をしてはいけません。

 ジンジンして痛み続ける乳房を労わり続けるのです。(冷罨法もOK)すると、乳頭から少し乳がにじみ出てきますので、少し楽になります。この労わり方が上手なら、断乳は苦痛ではありません。(胸を出さないで、、洋服の上からでもOK.片手でもOK.)

 どんなに激しい腫れが続いても 、2日間ぐらい経つと、100%の割合で少し柔らかくなり、痛みも薄らいでいます。それを感じたら、乳房の中の乳汁を全部絞り出すのです。B&BのStep 1,とStep 2の両方で、片方30分ぐらいの時間で搾乳するのです。いつまでも出てきますので、30分ぐらいでやめましょう。後は体が吸収してくれます。その後は激しい腫れはありませんので、少しの腫れは無視してください。

 (多の哺乳動物は断乳の乳搾りはしていませんので。人間の断乳の搾乳はしなくていいのかもしれませんが、私の経験から、1度は乳房をカラにする搾乳は、その後の経過がとてもいいので、すすめています。)

 断乳ですので、その途中で再度授乳したり、搾乳してはいけません。


私、食べる人

2014-06-04 09:57:38 | インポート

 人生様々ですが、私の同年代の女友達B子は「私食べる人」で通したのです。料理を作る側には回らなかったのです。女性としては珍しいケースでしょう。生家では女中さんつき。結婚しては夫や姑が、老いては娘が食事の支度をしてくれます。ですから、来客者は、料理屋(現在はレストラント)でのおもてなしになります。

 私の生家も女中さんはいましたので、娘のころは料理は作りませんでしたが、婚家先は兄弟7人と両親と私たち夫婦の計11人の貧乏所帯でしたので、嫁として、3度の食事つくりにがんばりましたよ。

 私は現在86歳ですが、3度の食事作りはもちろん手抜きはしません。どちらかというと作りすぎになります。一人分は作れませんので、余分は仕事関係や友人を招いてご馳走しています。完全に私は作る人なのです。

 若いママさんたちは、どちらを選びますか?