多いトラブルの質問
藁にもすがるつもりで、ネット上で探したのでしょう。
母乳に関する質問で、多いのは うっ滞乳と乳腺炎です。
私のHPにも記しましたようにこの二つの初期の症状は似ていて、判断に困るのです。
「・乳の出が悪くなる。
・しこりが出来て、痛い。(時にはそこに熱を持ち、赤くなる。)
この時点で、電話相談があるのです。
「体温は何度? 3時間ごとに体温の測定してください。体温が上昇しなければ
うっ滞乳です。高温になるなら、乳腺炎を疑います。どちらかは、現時点ではわかりませんが・・・」
次のように指示します。
「まず、悪い方の乳房全体を冷たいタオルで冷やす。この日の入浴は禁止。
悪い方の乳房を頻繁に飲ませる。
自己BBマッサージをしてもらう。です。
うっ滞乳なら80%は完治します。
乳腺炎は、高熱がでても、24時間以内に平熱に戻るなら、この方法を継続することにより、
80%完治します。しかし、乳腺炎は油断ができません。もし、苦痛なら、医師の診断を仰ぐことをすすめます。
* この治療法の根拠になりますのは、赤ちゃんの吸飲によって発生した病状ですので、
その赤ちゃんに完治させてもらうのです。病巣を吸いだしてもらうのです。(ここ方法は初期の段階では、大変に有効です。ですが、乳腺炎が悪化して、乳が膿になったなら、
医師の診断に従ってください。
冷罨法する理由は、乳の生産を減少させる為と、もし乳腺炎であった時には、病原菌の増殖を抑えます。
入浴を控えるのも、乳腺炎では温めては悪化するからです。
B&Bマッサージは患部での労わりです。お腹が痛い時には、お腹を手で摩るではありませんか、乳房も常に労わってもらいたいのです。乳房がリラックスして、乳管が広がり、うっ滞乳のつまっている脂肪塊が取れやすくなります。
大切なのは、赤ちゃんが授乳を続けてくれることです。