母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

「白斑」について

2015-06-28 11:56:16 | 日記

授乳期間中に乳頭に白いゴマ粒状の斑点が、往々にできます。

一般に乳口の1っに発見できるのです。原因は赤ちゃんの飲み方にあるのです。

口に入れる時と、口から抜く時に、赤ちゃんの はぐき が乳頭の一部を傷をつけてしまうのです。

すると、細菌の侵入を容易にしますので、そこに細菌が付着して、増殖したのが、白斑なのです。

乳腺炎の原因の多くはこれが原因と思います。

白斑は痛くなったり、赤く熱をもっこともあります。ですが、この段階では乳腺炎とは診断されません。

そして、白斑内での細菌は乳管を逆流して、乳腺組織に至り、そこでさらに 増殖した結果、発熱と、しこり を確認するように成長します。乳腺炎なのです。

先日も次にような電話がありました。

「良く出る方の乳頭に白斑ができました。熱は37,1度です。どうしたらいいでしょうか?」

私は前文のような説明をしたのちにアドバイスしました。

「赤ちゃんが原因ですので、この段階では、赤ちゃんに治してもらいましょう。ひたすらに患部のある方を飲ませ続けるのです。細菌を吸いだしてくれます。授乳以外の時間は冷罨法してください。B&Bのstep1で乳房をリラックスさせましょう。」

次の日、電話しました。「先生、白斑が枯れてきました!平熱です。」


アプリの作品

2015-06-23 11:08:54 | 日記

上のは、孫娘のアプリ作品です。タブロイド版のスマートホンで私を撮影したと思ったら、アプリで数分後には完成した作品です。

万華鏡風で斬新なアイデアに感心しました。80代の私には想定外のアイデアです。パソコン操作に七転八倒する私を尻目に、20歳の若さのなんと凄い能力でしょう! ババ様にはとても無理です。

今日の課題は愚痴(ぐち)ではありません。

女性にとって一番大切なことは、出産と育児であると思います。

政府は女性の社会進出を課題にしていますが、私は出産と育児が優先されべきとの信念です。

出産は女性の一生にとって最大のイベントであり、子育ては一大事業であると思います。沢山の赤ちゃんの出産と、良い子に育つ環境作りが必要ですが・・・・。

そこで、私の経験から、子育てを支援するようなボランテヤ(NPO)や、ビジネスがあっていいと思うのです。その担い手は子育てを終えたママたちです。母乳育児の経験のあるママは、母乳育児に悩む若いママの相談相手、アドバイス役をしてもらいたいです。

出産と育児は、その時々の文化に左右はされてきましたが、変わらないのは母の愛です。でも若いママたちは孤独で不安定ですので、助言や援助が必要なのです。

 

 


乳離れ(1年前の記事)

2015-06-17 09:10:14 | 日記

 
乳離れ

 「あの家は、まだ乳離れ出来ないみたい・・・」 成人しても母親にべったりで、自立心のない子を世間の人は、乳離れができていない! と非難することがあります。 私が話題にしたいのは...
 

先回の投稿も、1年前の記事「卒乳」について、再度投稿したものでした。

今回も1年前の記事「乳離れ」を投稿します。

ママたちへのアドバイスになれば幸いと思いましたので。

先回の卒乳の記事は、パソコンの操作に不慣れから、「<続きを読む」の後の文章を、

再度私がポイントのみを書き出したのです。こんな手間のいる作業をあえてしたのは、

「<続きを読む」のボタンをクリックしても続きが再現されなかったから・・・gooの不親切に不満をならしながら・・・。でも私のミスのようでしたでした。

続きは再読されました。今度も大丈夫と思います。


1年前の記事。卒乳

2015-06-09 08:35:38 | 日記

 

 
断乳(卒乳)のコツ
 授乳や搾乳を止めると、乳は出なくなります。ただ、すんなりとはいかないのです。走行中の車を急停止したと同じで、すぐには止まらずに20メートルぐらいは走るのと同じなのです。...
 

zoo のブロブでは、1年前」の記事を親切に送信してくれます。この卒乳の記事は私としてもよく書けていると思いますので、卒乳のアドバイスとして再度投稿します。

続きを読む の継続になります。断乳を開始しても、2日間は母乳を生産し続けますので、乳房はパンパンに腫れあがり、ジンジンと痛みますので、ママさんたちを不安と恐怖にさせます。

この時の乳房の扱い方を知ることが必要なのです。それが、上のイラストで私が考案しましたB&Bマッサージのstep1です。(この時期にはstep2をしてはいけません、授乳の行為で断乳を遅らせます。)

ジンジン痛み続ける乳房を労わり続けるのです。それがstep1で、乳頭から少しずつ乳がにじみ出てくる程度の力加減ですので、乳房は痛みが和らぎます。この労わり方が適切なら断乳の苦痛をずいぶんと和らげてくれます。(衣服の上からでもOK)。

激しい腫れも2日間を過ぎると、風船の空気が抜けるように、すこし、柔らかくなり、痛みもやわらぐのを感じたら、乳房中の乳汁を全部絞り出すのです。step1とstep2で、片方30分ぐらいかけて搾乳します。その後は激しい腫れ(生産)はありませんので、少しの腫れは無視してください。

人間以外の哺乳動物は断乳の際の搾乳はしていません。体が母乳を吸収してくれるのですが、1度大量な残乳を排除すると、その後の経過がいいのです。


 


乳房は何を訴えているのでしょう?

2015-06-02 13:27:05 | 日記

授乳中の乳房のトラブルは、初乳期と卒乳の問題を除くと、母乳の不足、過剰と、乳腺炎、うっ滞の4つだけなのです。その対処はホームページい詳しく記してありますので、参考にしてください。

今回の相談は出産後10目の初産のママです。乳房が異常に熱くなって、しこりあり、授乳後も乳房がすっきりしない、ホトホト乳房の扱いに疲れました。ミルク保育にできないでしょうか?と。

そのママは搾乳器で搾乳を繰り返し、ミルクも補給している――とのことでした。

私が訪問しての診断は、過剰生産であるのにミルク補給と搾乳器での無理な搾乳を繰り返したので、乳房が生産過剰状態になっていたのです。

解決は赤ちゃんの飲む量と生産量をイコールになるような調整法が必要なのです。もちろんミルクの補給はいりません。また搾乳器での搾乳は禁止です。(過剰の母乳を搾乳すると次回の授乳時には、搾乳した乳量もプラスされて生産されるので、生産量が減らないのです。)

ママにはB&Bマッサージを特訓して、乳房の自己管理をできるようにしました。B&Bのstep1は乳房のトラブルに効果があるのです。step1は乳房へのいたわり、ですから、じわじわと余った母乳がにじみでてきますので、タオルでふき取ります。step2はしません。step2は赤ちゃんの授乳行為ですので、してはいけません。生産をうながすことになります。過剰調整は1週間を目安にします。

新ママは本当に乳房と母乳の生理や、赤ちゃんの抱き方など・・・・すべてに戸惑っているのです。そして、母乳育児を放棄するようになるのでしょう。

母乳育児を経験したママたちの力強いアドバイス、や援助が必要なのです。