未来の乳房<o:p></o:p>
「 母乳マッサージの不思議 」で 私は千年の未来には、母乳の出るママはいなくなるのでは― と言いましたら、友人は笑いながら「人類はすでに、いないかもしれないのに・・・」。そうです。人類の滅亡なら、未来を想像しても意味がありせん。<o:p></o:p>
でも、人類はしたたかですから、そう簡単に地球から消え失せることはないと思うのです。それで、少しばかり、空想を楽しんでみました。この地球を、思うように牛耳ってきた人類の未来を、SF小説を見るように、覗いてみたのです。<o:p></o:p>
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私は因果応報の論理が地球の未来であるように思うのです。<o:p></o:p>
30世紀の地球は氷河期に向かっていました。高度な文化を生んだ温暖な地域はすっぽりと硬く冷たい氷に中に埋没しているのです。かろうじて人類が生存できるのは、赤道直下だけなのです。おおくの生物は死滅し、人類の生存者も多くはありません。<o:p></o:p>
でも、人類は子供を産むことは可能です。ですが、成長させること、特に赤ちゃんの生育には、母親の母乳が必須です。20世紀の人工ミルクの出現は、必須であった母乳の地位をミルクに譲りました。苦労の少ない、便利で簡単なミルクに軍配が上がったのです。ママたちは母乳を放棄したのです。<o:p></o:p>
使用しなければ、退化する運命にあるのは、生物の宿命であること―を千年の月日の流れで、人類は改めて反省したのです。しかし、遅すぎました。<o:p></o:p>
地球規模の気候や大気の変動は、大量に十分にあったミルクの生産と輸送を止めてしまったのです。赤ちゃんの糧は母親の乳房からほとばしる母乳以外に期待できなくなったのに、母乳が出ない! 後は、ご想像にまかせます。<o:p></o:p>
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ママ達は今こそ、母乳の必要性を論じなければならないと思います。そして、母乳を飲ませなければならないのです。自分たちの繁栄のためにです。<o:p></o:p>
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母乳に目覚めた最初の民族は日本人としたら、そして、母乳を継続する民族であったなら、日本人は信に優れた憧れの民族になることでしょう。私はそうありたいと切に願うのです。<o:p></o:p>