母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

母乳の秘密(1)

2012-12-24 08:59:31 | インポート

 

乳房の秘密 (1) 2012.122<o:p></o:p>

 

或る医者が、「乳房は現代医学の盲点ですね・・・」と言われました。それは、私が、乳房のいろいろの疑問を語った時でした。<o:p></o:p>

 

私は職業柄、医学書には書かれていない乳房の複雑な生理について知っているつもりです。母乳マッサージではそのことが大切です。みだりにマッサージをしても、かえって出が悪くなりますし、乳房を痛めることになるのです。B&Bマッサージは、乳房の生理を熟考した結果なのです。<o:p></o:p>

 

乳房は不思議な器官であるとの認識から始まります。乳汁は、乳管が広がっているときによりよく流れます。乳房がリラックスしたときに、乳管は最大に広がります。ただ、乳房内部の乳管が広がったことを見ることはできません。ところが、乳管の先端に位置する乳頭から乳管の弛緩度を察知できるのです。乳頭がゆるむのです。柔らかくなるのです。時には、乳汁がにじみ出てくることから、乳管の弛緩度を推察できるのです。<o:p></o:p>

 

乳頭は特殊な機能があります。その原因は乳頭を構成している平滑筋と、それに作用する自律神経の働きなのです。ご存じのように、自律神経は交感神経と副交感神経からなります。乳管、乳腺、乳頭を緩める作用は副交感神経なのです。リラックスが必要なことは、おわかりと思います。<o:p></o:p>

 

ホームページには母乳量を増すためにハーブテイーの書き込みが多くなりましたが、ハーブテイーの目的は産婦の精神のリラックスをうたっていますので、B&Bマッサージの目的と一致するのです。ハーブテイーは体の内部から、B&Bマッサージは外部からのリラックスの方法なのです。<o:p></o:p>

 

次回は、続けて乳房の秘密について記します。<o:p></o:p>

 


パンパンに張る(2)

2012-12-14 17:14:48 | インポート

 

パンパンに張る (2)201212.15<o:p></o:p>

 

乳房の張りについては、個人差があります。前回のHPにも述べましたが、詳しくは私のホームページに記してしてあります。<o:p></o:p>

 

おさらいになりますが、ポイントについて。例えて、お産は軽いママと、帝王切開になるような重いこともあります、母乳の出方も個人差が歴然としてあります。<o:p></o:p>

 

前回は、出産直後のケアに大きな課題があると述べました。そのころは多くのママたちは産院にいますので、産院の母乳への取り組み方が大きな要因になります。<o:p></o:p>

 

乳房は産後に激しく変化することは、幾度も述べました。私のHPか、私の著書「母乳の修理屋さん」を再読ください。<o:p></o:p>

 

パンパンに張ることは生理現象ですので、心配はいりません。張り方に個人差はあります。産後すぐにから、赤ちゃんの要求に応じた頻度の高い授乳をするなら、パンパン張りは起こらないのです。もし、手も触れたくもないパンパン張りになっても、張りのピークが過ぎれば、自然にしぼんでいきます。(冷たいタオルで冷やすとよいでしょう。)<o:p></o:p>

 

また、BB自己マッサージ step 1でいたわるようにするのです。乳房が落ち着きます、楽になります。(step 2はしなくていいのです。)<o:p></o:p>

 

或るママのコメントで、マッサージで腱鞘炎になったことが報告されていました。それは<o:p></o:p>

 

Step 2 の乱用と考えます。<o:p></o:p>

 

張りのピークが過ぎてから、step 1step 2 で、溜まった乳汁を出すのです。噴水のように出てくるとOKですが、乳頭が赤ちゃん好みの長さと、柔らかさがあるなら、赤ちゃんの要求に応じて飲ませ続けます。一般にいわれています乳管開通は赤ちゃんの力と継続で自然にできます。<o:p></o:p>

 

個人差はありますので、陥没乳頭など難しい時には、プロの力が必要です。<o:p></o:p>

 


パンパンに張る・・・

2012-12-07 09:09:30 | インポート

 

パンパンに張る・・・2012.125<o:p></o:p>

 

産後の乳房がパンパンに張る― の悩みやその解決法を知らないでいるママが多いようです。一言でいいますと、母乳の生産と赤ちゃんの飲む量のミスマッチで、産後の生理現象といえましょう。このことは、私の著書「母乳の修理屋さん」と私のブログにくわしく記してあります。<o:p></o:p>

 

それはそれとして、再度解決法を述べます。<o:p></o:p>

 

ママ達が一番の驚きは、全く予期していない乳房の変化に、どうように対処していいのかわからないのです。多くのママは産院にいますが、直接に指導しくれる助産師の指導がテンでバラバラなものです (一貫した正しい指導法が無い)。ママ達が動揺するはずです。<o:p></o:p>

 

例えて、女性の多くは10代で初潮をみるのですが、そのことお教えられてなかったら、どんなにおどろくことでしょう。産後のパンパンに張るは、たれでも(多くの)産婦に起きる乳房の変化なのです。もし、出産の前に知識として知っていたらそんなに驚かないでしょうし、動揺しないと思います。<o:p></o:p>

 

私は、母親教室で、産後の乳房の変化教えておかなければならないと切に思うのです。<o:p></o:p>

 

或る調査では、出産前の日本人の産婦の97%は、母乳を希望しているのです。それなのに、現実に母乳育児成功者は50%を切るのです。その挫折の時期は、ほとんど、出産後1~2週間の時期なのです。多くは産院での出産ですので、その産院の母乳への取り込み方、と、直接に指導する助産師の指導法に多くの原因があると思います。<o:p></o:p>

 

 HPには、多くのママたちの切ない悩みが記されていますね―胸が痛みます。<o:p></o:p>

 

助言してあげるだけで、解決することは多いのです。しかし、乳房と赤ちゃんの組み合わせは(授乳)は十人十色ですので、個々の悩みは多々あることは、当然でしょう。ですから、<o:p></o:p>

 

信頼できる医師、助産師、マッサージ師、母乳育児の経験者に相談することは大切です。<o:p></o:p>

 

次回はもう少し、具体的なパンパン乳房について解説いたします。<o:p></o:p>