母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

母乳と私 1

2017-04-30 11:07:57 | 日記

「母乳と私」は2012年にブログに載せたものです。3回連続にしてあります。

「母乳と私 1」

私は2人の男子を産みました。昭和29年と32年です。

当時はもう戦後でない― と言われたころですが、庶民の生活はアメリカナイズに流れながらも

戦前の日本の伝統も継承していました。出産も多くは自宅分娩でしたので、私は婚家で出産しました。

長男は3㎏の平均的は体重でした。

出産後は母親の本能として泣く子に限りなく授乳しました。私の乳房のタイプは「優子タイプ」(私のHP か「母乳の修理屋さん」を参照)。

また、「優子タイプ」にも優劣があり、私は不足気味で、赤ちゃんは泣いてばかりいました。

同居の姑がミルク併用を促しましたので、授乳の後にミルクで補充しました。すると赤ちゃん目に見えてマルマルとふとりだしました。

ところが、2ヵ月頃から赤い湿疹ができて、広がり、頭には脂漏性湿疹がかさぶたのようになりました。アトピー性湿疹です。8ヵ月ころには中耳炎を頻発しました。

断乳は1年2ヵ月頃と記憶しています。乳頭をかじられて、乳腺炎になったからです。

母乳はそれなりに出ていましたので、断乳の苦しみは人並みに味わいました。

 

次男の時は、事情が変わっていました。私は、病院栄養士として、週3日働いていました。

この頃になると産院での出産が一般化してきましたので、私も産院での出産になりました。

次男は3300gの比較的に大きな児でした。産院はアメリカ式で新生児室に2日間哺育されてから母親の元にきます。

乳房は授乳されていませんので、ボールのようにはれあがったのです。乳頭は硬くみじかくなりますので、赤ちゃんは上手に吸えなくて乳頭をかむものですから、

乳頭が切れてしまい、痛くてのませられません。それで、ミルクにしてしまいました。

次回に続く。


母乳マッサージは誰のもの?

2017-04-16 10:22:46 | 日記

母乳マッサージは母乳を出すために必要なのです。現在はマッサージ師と助産師が職業として行っています。

私は、ママ自身ができる方法を確立しました。ホームページにのせてある 「B&B母乳マッサージ」 です。

先回の4月10日付けのブログ「乳房の盲点」でも述べました。

乳房をリラックスさせて、乳管を広げて、乳汁の流れを正常にする、が理論の根底になります。

もう少し詳しく知りたいママはお電話ください。

電話043-252-1633

村上 房子

 


乳房の盲点

2017-04-10 13:20:09 | 日記

或る医者が、「乳房は現代医学の盲点ですね・・・」と言わりました。

それは、私が乳房のいろいろの疑問を述べたときでした。

私は職業柄、医学書には書かれていない乳房の複雑な生理を知っているつもりです。

乳房は不思議な器官であるとの認識から始まります。

 

乳汁は乳管が広がっている時によく流れます。乳房がリラックスした時に乳管は最大に広がります。

ただ、乳房内部の乳管が広がりは見ることはできません。ところが、

乳管の先端に位置する乳頭から乳管の弛緩度を察知できるのです。

乳頭がゆるんで柔らかくなるのです。時には、乳汁がにじみ出るかとから、乳管の弛緩度を察知できるのです。

 

乳頭には特殊な機能があります。乳頭を構成している平滑筋と、そこに作用する自律神経の働きです。

ご存じのように自律神経は交感神経と副交感神経からなります。

乳管、乳腺、乳頭をゆるめる作用は副交感神経なのです。

リラックスが必要なことは、おわかりと思います。

ですから、母乳マッサージは乳管が弛緩するような優しい手技でなくてはなりません。