母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

アンモナイトと母乳

2014-08-31 11:59:19 | インポート

 アンモナイトの種類によっては、オパールのような美しく輝くのがあります。私はカナダでそのペンダントを1つ購入しました。

 日経新聞の「芸術と科学のあいだ」のコラムで興味のある記事を見つけましたので、想像を膨らましてみました。

 アンモナイトは何億年の昔、イカのような生物(貝ではない)が化石化されたそうです。示準化石(しじゅんかせき)というものがあり、アンモナイトは正にそれであり、それを見ることにより、その地層の年代を特定できるそうです。

 「アンモナイトはある短期間に急速に栄えた生物であることです。急速に拡大した種は、その急速さゆえにどこかで破綻をきたし、急速に滅びにむかう・・・。人類の未来はこうなるのでないか?」と書かれていました。

 人類の急速に滅ぶの原因は多々考えられますが、

 母乳を放棄してミルクに依存しだした母親にも原因の一旦があると思うのです。もし、ミルクが何らかの原因で入手できなかったら、赤ちゃんの生存はないのです。赤ちゃんは大人のように何でも食べれないのですから。

 母親が、母乳を何代にのわたつて飲ませなかったら、乳房は退化の法則で、母乳生産はできない形骸化したものになりましょう。「その急速さゆえに破綻をきたす・・・」と一致します。


論理と手技は不変

2014-08-29 18:11:28 | インポート

 B&B母乳マッサージを40年近く進めてきました。その論理と手技は創立期と現在では基本的には変わっていません。ただ手技は改良し続けました。

 創立時代は恩師の手技を模倣しましたので、産婦さんに施術者として、比較的長い時間を乳房のマッサージに費やしました。母乳はそれなりに出て、産婦さんに「魔法の手ですね!」といわれたことが多かったです。あれから、長い月日を乳房マッサージとともにしてきたのです。

 そして、ここ数年は方針を変えました。私がしてやるマッサージではなく、産婦さん自身でできるマッサージをすすめています。

 自己B&Bマッサージです。殆どのママは1回の指導で、乳管開通や、乳房のトラブルや断乳の手技ができるようになるのです。驚きでしょうか?比較的に簡単なのです。乳房の扱いを知らなかっただけなのです。

 家庭では、子供にあらゆることを手をとって教えますね。教えられないと子供は間違って覚えるのです。乳房のことは、長い長い間、正しく教える人がいなかったのです。

 ミルクが母乳の代理をしてくれましたので、ママたちは知らなくても実害はありませんでした。母乳の普及率は確実に低下しましたが。

 この自己マッサージの成功で、私は思うのです。母親教室などで、出産前にB&Bマッサージや乳房の生理などを教えておくなら、ママは産後の激しいの乳房の変化期を通過できると信じるのです。


前回の続き(乳腺炎)

2014-08-23 10:34:06 | インポート

 前回は風邪と間違える乳腺炎について述べました。そこでは、医師の診断を第一にしてくださいと。現在は医師が居ない地域はすくなくなり、医療制度のお蔭で、比較的に安易に医師の診断を受けられるようになりました。ありがたいことと思います。

 乳腺炎の最大の原因は、赤ちゃんの吸引による乳頭の切り傷からの細菌の侵入により、乳腺組織が炎症して大量の膿が発生することです。その膿を乳頭を通して体外に排出できれば、乳腺炎は完治できるのです。前回でも述べましたように、赤ちゃんの吸引で可能なはずですが、膿を大量に赤ちゃんが呑み込むことは、」赤ちゃんの健康に影響します。また、母乳の味が塩味になりますので、赤ちゃんはイヤイヤすることが多いです。

 その時に、夫の口からの吸引で膿を吸いだした実例は幾度も聞いています。マッサージでもその膿を排出することは可能なのです。ところが、100%ではありません。汚染されている場所、汚染された濃度、量で、排出できないことはあります。その時は乳房の切開で排出することになります。ですから、乳腺炎は怖いのです。


風邪と思いましたので・・・

2014-08-15 19:13:49 | インポート

 乳腺炎は高熱がでることで、うっ滞乳との判断ができます。ところが、ママたちは高熱を風邪の症状と見違えるようです。

 先日も、3日間 39・cの高熱が続き、風邪と思って、かぜぐすりを飲んでいたとのこと。乳房が腫れて、ようやく乳腺炎をうたがったからの方電話がありました。すぐに医師の診断をすすめました。

 抗生剤を服用すると、多くは全快します。このママは3日間の高熱を放置したのですから、病状は悪化しているはず、多量の膿が病巣にあることでしょう。この病巣が抗生剤で死滅するはずですが、連日の高熱がつづいたときには、膿を排出できないで、切開しなければならないことが生じます。

 乳腺炎の処置法は、初期のママの処置にあります。乳腺炎とうっ滞乳の判断は難しのですが、乳房に違和感を感じたら、

 1、冷たいタオルで冷やすこと。

 2、赤ちゃんに頻繁に授乳すること。(原因の多くは赤ちゃんの飲み方にあるのです。乳頭に傷をつけることから、細菌が侵入することです。その赤ちゃんに細菌を吸いだしてもらうのです。細菌は赤ちゃんの胃酸で死滅すると聞いています。) ですから、高熱でも1日目です。2日目は膿になりますので、ダメです。

 3、お風呂はダメです。 

 4、乳房が病になったのですから、ママのB&BマッサージのStep1が大切です。乳房をママの手で労わり続けるのです。緊張している乳管がリラックスして広がり、ドロドロした乳汁が流れやすくなりますよ。

 以上は私の30年の経験から得たことです。ですが、乳腺炎は多様で細菌の汚染度は簡単に判別できませんので、私は医師の診断を進めています。


アマゾン

2014-08-10 17:31:12 | インポート

 私の著書「母乳の修理屋さん」の新本を、アマゾンに大口として委託していました。今回委託を解約しました。

 これからは、新本の販売はすべて、Breast & Baby コンサルタント 村上房子が販売元になります。 

 アマゾンの中古本を閲覧しますと、私の本に対する評価があります。皆さんお役に立てていられるようで、著者として嬉しい限りです。 

 この本は30数年前に初版が発刊されて8回増版しましたから、市場には結構出回っていることなのでしょう。

 私は増刷ごとに改版しました。

 その中古本が、安い値段を提示されています。市場の値段に文句はありませんが、改版された本の内容を読者が選択してもらいたいのです。

 この本は母乳をだすための医学書なのです。母乳を出すための正しい知識は意外に知られていないのです。私は30数年の年月を通して母乳を追及してきました。その成果を「母乳の修理屋さん」に凝縮させました。ですから、新本でなくては最近の母乳にたいする見解は書かれていません。ですから、新本をすすめるのです。