母乳不足の時<o:p></o:p>
母乳不足は、マッサージでは解決しません。ママの母乳に対する姿勢と、日常の生活全般が大きなウエイトを占めます。不足の原因は、出産1~2週間の早い時期に、安易にミルクを飲ませたことが最大の原因かもしれません。でも体質的に出にくいタイプもあるのですが。ミルクにように画一ではなく、個人差が大きいのが母乳育児を難しくしているのでしょう。<o:p></o:p>
ここでの課題は、安易にミルクを補充したために、母乳不足が慢性化したママの例を取り上げてみました。<o:p></o:p>
出産時の体重は3キロの男児です。ミルクの補充は1回60㏄。現在1ヵ月で、4キロとのこと、丸々とした、顔に少し赤い湿疹ができていました。完全母乳を希望していました。<o:p></o:p>
1月目の赤ちゃんの標準的な、ミルクの1回のミルク量は約120㏄ですから、母乳を60㏄<o:p></o:p>
増加しなければなりません。拝見しました乳房の形はお椀を伏せたような立派なかたちでしたが、硬いしこりが内部にあり、静脈は見えなく、乳腺組織が十分に稼働していないと診断しました。まず、自己マッサージの必要性とその方法を教えました。乳房は何時いかなる時もママの優しい手のぬくもりを望んでいること。そのことが、まだ稼働していない未熟な乳腺組織を熟させて、母乳を作らせること、と説明しました。そして、1週間をトライ期間として、努力してもらうことを約束しました。母乳の生産は1日だけの努力で、赤ちゃんの希望する量まで、生産しないのです。1週間を目安とします。その間、赤ちゃんの希望に応じて飲ませ続けるのです。ミルクは少なめに補給はします。2~3日ぐらいはあまり出ません。くじけそうになった時には、電話やメールで応対しますが、私はその時どきのアドバイスを与え続けます。<o:p></o:p>
授乳を続けますと、空腹を感じますので、(空腹を母乳再生産の目安としています)日本独特の おはぎ もち米と餡,砂糖などの炭水化物のおやつを食べてもらいます。ストレスはもちろん母乳の最大の敵です。<o:p></o:p>
1週間目に再度訪問します。すると、シャワのように乳が飛ぶようになりました。まだ、母乳だけにはなりませんでしたが、乳房の静脈もグロテスクに浮いてきましたので、先が楽しみです。<o:p></o:p>
母乳のすぐにでる時期は出産後の1~2週間なのですよ。私のホームページも記していますが、その時期は、乳房は激しい変化をおこすことが普通です。産婦は入院中ですので、その産院での指導法の影響を受けます。その時に自己マッサージと乳房への扱い方が、その後の母乳の出に大きく影響するのです。<o:p></o:p>
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これが私のホームページです。こちらも見てください。よろしければリンクもしてください。<o:p></o:p>
http://www.atfan.com/BB/<o:p></o:p>
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