母乳コンサルタントの日記

ママさんたちへ、母乳とマッサージ

母乳保育は人生の縮図

2010-02-25 09:32:16 | インポート

赤ちゃんの出生から卒乳までの1年数カ月は、人生の縮図にたとえられると思っています。

人生で経験する喜怒哀楽が凝縮されています。

赤ちゃんの誕生は多くのママにとって、最大の喜びです。

赤ちゃんがオギャーと、誕生を告げた時から、喜びと悩みの葛藤がはじまるのです。赤ちゃんは人形でないですから、成長の過程でママを驚かせ、悲しませ

ます。ママの根気を試します。ママをあまり困らせない優等生の赤ちゃんもたまにいますが・・・

母乳で育てていると、その厳しさを強く感じます。

母乳は思うようにでないのが普通ですから、ミルクを足したくなる。また母乳など放棄したくなります。赤ちゃんが乳頭をかじって傷ができて、乳腺炎をおこすことは稀ではありません。母乳が不足でないか?と悩む。親近者が色々のことをアドバイスする。まちまちの意見なので、ママはとまどう。

本当に乳腺炎になって、医者に母乳をやめなさいーと言われた。

それでも、母乳で頑張って、3ヶ月。赤ちゃんは母乳を前みたいに真剣に飲まなくなる、またママは悩む。

5ヵ月になって離乳食、ウンチが気になる。

7ヵ月2回の離乳食はなんとか順調、ほっとしているまもなく、今度は乳頭を

かみ続けて、ママに恐怖を与える。

12ヵ月、離乳食は3度、よく食べてくれるので、ママはうれしい。母乳は寝るときにほしがるのみ。

もう卒乳しいいかなあ?


父、揉み

2010-02-19 10:33:10 | インポート

私の母乳の師匠(野村陽子氏)が、愉快そうに「父揉みと書いてもいいのよ。」

と言われたことを覚えています。

昔は母乳マツサージを「乳揉み」と称していました。

昔から、乳房の病いには悩まされていましたから、夫がマッサージ師の役目をしていたことは、うなずけます。はれ上がった乳房の乳頭から母乳を吸い出すことは、夫以外に出来ません。明治時代には、乳揉みさんは男性もいたそうですが、乳を吸いだすのに、歯が邪魔ですので、歯を全部抜いていたそうです。

盲人の男性が多く居たと聞いております。

私は、夫が同席しているときには、積極的に、夫にマツサージを教えます。

私のB&Bマツサージは比較的に簡単です。

どんな乳房も、優しい愛に満ちたマッサージが好きであること。ですから、

マッサージの順序ではなく、妻が喜ぶような感触ですると、乳房の病は好転に向かう。すべての乳房の病に効果は期待できないが、乳管開通と、うっ滞、と不足、と過剰に効果があります。

夫の乳揉みは夫婦円満にもつながると思っています。


プロは心得ている。

2010-02-14 10:56:12 | インポート

私は幾度となく、乳房への手技は乳房の好むような優しい手技でなければならないと書きました。読まれたママはその記事をまねるからです。

江戸時代に書かれた母乳マッサージの著書には、”摩解”という漢字を使った

手技を記述していることは、先にブログで述べました。

私の解釈では、乳房の求める優しい手技としています。それをすぐに理解して

施術されれる方はそういないと思います。

プロなら理解し、習得する方も多いと考えます。

私が30年間疑問に思ってきた、「乳房の基底部をはく離する・・・」という

00式の理論がどうしても理解できないでおります。その医学書を読めばよむほど、混乱するのです。

ましてや、一般のママや、ニュー助産師はその通りに忠実にしようとするのが原則です。すると、乳管開通の時期にする基底部はく離は、産婦を痛みの恐怖に陥れ、黄色いあざをいくつも作ってくるのです。

私は若い助産師が悪いとは思いません。

教科書と指導が悪いのだと思います。

プロといわれるようになると、教科書通りにしないでしょう。

臨機応変に手技を変化させねばなりません。それが技能であるのですが、

ママたちがもし、教科書通りを本当に忠実に毎日実行したら、乳房は痛み、

母乳は止まると考えています。よ

お祈り式マッサージ(BBマッサージ)は優しく施術してください、なのですから

やり過ぎても害はなく、ママの手が快適なら、必ず母乳はでてきます。


ペンネームですか?

2010-02-14 09:27:59 | インポート

房子は実名ですか?

お仕事とピッタリの名前なもですから、時々質問されるのです。

実名です。

今から20年前に「母乳の修理屋さん」を発刊したのですが、私の名前があまりに出来すぎていて、照れくさかったので、「ふさ子」と記しました。

乳房の房ですから・・・私自身も神の導きのような、運命のようなきずなを

覚えることもありますね。

このお仕事は50歳から始めた、言わば第二の人生への選択でした。

そして、ライフワークになりました。

残された人生を名前に恥じないように、母乳のためのお仕事、

母乳の修理屋さんに生きようと思っています。


乳腺炎の考え方

2010-02-11 10:13:47 | インポート

HPにも書きましたけれど、乳腺炎と うっ乳は、初期には判別がむずかいいのです。ですが、どちらでも冷たいタオル程度で乳房全体(悪い方)を冷やすことと、出来るだけ頻繁に授乳することです。(悪い方)

赤ちゃんの飲み方が原因で、乳頭に傷がつき、細菌が侵入して、乳腺組織で増殖して乳腺炎が発病したことが、大きな原因ですので、その赤ちゃんに直してもらうのが自然と考えました。ですから発熱する前に、乳腺炎かうつ乳を疑っている間にも、この方法は可能なのです。

多少の細菌は赤ちゃんの胃酸で死滅すると認識しております。

ですから、乳腺炎が進行して膿になる前に、この方法は可能なのです。

また、抗生剤の使用は、必要であると思います。乳房の中の細菌の増殖の

度合いは、判断に迷います。ですから母乳併用の抗生剤を服用して、授乳

を続けているのが最善と考えています。このことは私の30年の経験から説明

できます。