私と母乳(3)
私のたった2度の経験からも、ずいぶん違う乳児期となりました。
現在も基本的には50数年前と余り変わっていないのです。
多くのママ達は、私と同様な経験にとまどっていることでしょう。
いっそのこと、母が乳など無いほういい―非常に大胆な発想ですが・・・
と云われて、事の重大さに気付かれるでしょう。
世界のママ達が、母乳で子どもを育てなかったら、未来のいく代か先の乳房は母乳を本当に創れない形骸化した乳房になるのでないでしょうか?
そして、或る時に、ミルクが無くなったとしたら・・・赤ちゃんは確実に成長しないでしょう。即ち人類の滅亡はこんな所からもと、考えられると思うのです。
「私だって母乳にしたかったけれど、出なかったから、仕方なくミルクにしたの。」
ママ達の偽らない気持ちです。
「Aの助産師さんも、Bの助産師さんも、そしてCさんもDも・・助産師さんの、母乳の指導法が皆さん違うのです。どれを信じていいのでしょうね!」との声も多く聞きます。
これは、助産師の指導が徹底していないからと思うのです。それは、専門家のみの養成に重点をおいていて、基底部剥離が根底にある現在の理論では、すべてのママ達に指導は出来ないと思います。
私は、数パーセントの例外を除いて母乳は出ると確信しています。
母乳を出すには、条件があります(HP,母乳の修理屋さんに記してあります。)が、
一番大切なのは、産院での指導にあると思っています。
私の案ですが
1、母親学級で次のことを教えます。
自分の乳房と乳頭のタイプを知ること。
出産後の乳房の変化を教える。
自己マッサージ(B&Bマッサージ)の理論と実技を教える。
(B&Bマッサージにこだわっているのではありません。それ以上の方法が見つからないからです。)
そして、授乳を続けることです。
不足と感じるなら、ミルクを併用してでも続けることです。
飲ませてさえいれば、それなりに母乳は出ます。
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