特攻隊員であった方の弟さんから、戦後の兄の半世紀を記した小冊子のコピーをいただきました。
彼(田島)は敗戦を良しとせずに戦後処理に反抗したために不穏分子としてのレッテルをはられたそうです。
一人渡米し、アメリカ移民としての苦難の事実を「第一部 移民放浪記」として記しています。
アメリカ軍人に志願し、米国陸軍第一騎兵師団に編入し、朝鮮戦争の戦後処理に朝鮮で在住したのち、青森県八戸市に転勤しました。
その後、軍人を除隊し、結婚相手とともに再度渡米したとのことです。(ここまでが移民の第一部です。)
第二部 アメリカ移民奮闘記 になります。
「何しろトランク一つでの借金を背負ったアメリカ生活となり、農場の物置小屋の片隅で夜ともなればぼろ屋根の破れから、
月がみえるような生活から始めたののですが、以前と違い妻と二人ですので張り合いある生活でした。・・・・」
そのご努力と運が重なって、カリフォルニアで広大な土地を購入し、農園で成功されたそです。
田島さんは伝記の最後に「今では私なりの人生に優秀の美を飾り得たと満足しています。」
私 感動しましたので、ブロブにのせました。