老女餓死

親の遺産を食い潰し・・
2011/01/1２
　大阪で６０才代老女姉妹が餓死しました。親の遺産で建てた自己所有のマンションの一室でのことです。金銭トラブルの結果でしょうが、家賃収入があるのにその家賃は大阪財務局に差し押さえられ、電気もガスも未払いで止められ凍死に近い餓死のようです。名家の生まれらしく気位高く、生活保護の申請もしていないそうです。
　我が家にも２人の娘が、残っています。それぞれスーパーの料理裏方とパン屋の店員のパートをしています。マンションを建てる遺産があっても、結局は餓死ですから、何にもない我が家ではどうなるのでしょう？
　娘に「お前の将来が出ているぞ」と言うと、「悪いようにばかり考えて・・」と逃げて行きますが、怖くないのでしょうか？

　マスコミの報道では、差し押さえした大阪財務局を非難する声全く出てきません。普通だったら、「事情を考慮して何か方法はないか？」など言いそうですが、テレビも毎日新聞もそんな気配はありません。餓死するのが馬鹿と言わんばかりの言い方でした。
　ホームレスや人材派遣切りなどでは、弱い者に同情的なマスコミが変わったように感じ、２１世紀らしい気がします。
　自殺者30,000人/年も減りません。テレビの写真などで、自殺した部屋の汚さやヤツレタ死に顔など放映しませんか？　若い人が嫌悪感を持ち、そうなりたくないと思わせるような画面を出しましょう。今までは、プライバシーだ、同情だと綺麗ごとで済ませていますが、世の中の汚さを表に出すのが現代的だと放送基準を変えましょう。
　犯罪人が手錠を掛けられて警官に連行されるとき、コートなどで顔が見えないようにしますが、あんなのも止め、素顔で出させましょう。ひとつの犯罪抑止力になると思います。

　秋葉原で刺されたり、駅の無差別殺人など、裁判の資料として見せられた裁判員が残酷だとショックを受けた話を聞きます。そんな犯罪写真も公開しましょう。　交通事故の悲惨な死にざまなども、不快感を与えるという理由で一般公開しませんが、事故防止の目的を認識して公開しましょう。
　餓死者に同情的でないマスコミを見て、すべてに同情やプライバシーを当てはめるのを止める契機にすればいいと思いました。新聞は部数が減少し先は暗いようです。残酷写真は部数増につながりますよ！