朝礼の話題

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血管の骨化

2017-02-28 00:53:18 | 21世紀
血管の骨化
2017/02/28
「食べ物通信」という雑誌を定期購読しています。その2月号の記事です。
健康診断で胸のレントゲン写真を撮ると、大動脈にカルシウムが沈着している人がいます。胸のCTスキャンを撮ると、心臓の表面にカルシウムの沈着が見える人もいます。このカルシウム沈着自体が重い病気という訳ではありませんが、その個所に骨を作る細胞が出現して、積極的に骨を作っているのです。これを骨化と言います。
骨粗しょう症の人ガカルシウム摂取が不足すると、血管など骨以外のところにカルシウムが溜まり、動脈硬化・糖尿病・高血圧など、さまざまな疾病が起こります。これをカルシウム・パラドックスと呼んでいます。
そのメカニズムは、カルシウム摂取不足によって血中カルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンが働き、骨からカルシウムが溶け出します。
そのカルシウムが血管にたまって、動脈硬化を起こすことが考えられてきました。一方、血管に骨芽細胞が出来る要因には、炎症性物質のサイトカインや酸化ストレスが関与しています。
冠動脈の石灰化スコアが高いほど生存率が低いので、カルシウム摂取に注意しなければなりません。血管のプラーク(ふくらみの一種)が骨化するにはリン(P)が関係し、リンが多いと骨化も速いです。予防にはビタミンK摂取が有効とも言われます。
透析患者は腕の動脈と静脈の接続手術をしてシャントを作り、そこから血液を採って機械で洗浄します。私は透析2年目ですが、シャントが石灰化しつまり、再手術しました。カルシウムは不足しないように、リンは減らすようにしなければなりません。リンは何にでも多く、卵・肉・明太子など好きなものに多く、なかなか減らせません。カルシウムは肉・卵など控えると減ってしまい、ミネラル・ウオーターを飲んでいます。
真剣に考えると、透析患者は食べ物の成分からくるミネラル分に気をつけなくてはなりません。K(カリウム)、Na(ナトリウム)も重要で2週に1度チェックされます。
 私の愛用していた「大田胃酸」にはアルミニュームが多く、常用するとアルミニューム脳症というボケ症状が出るのだそうです。化学の不得意だった私ですが、これら元素が、私には毒になるといわれれば、勉強しなければなりません。読書の好きだった私ですが、眼が悪くなって、声を出して読むスピードでしか読み進めません。本以外の勉強法があるとうれしいですが、人に訊く以外に思い当たりません。良い方法はないかなぁ?


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