朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

福島原発担当者

2011-03-29 08:31:18 | 21世紀
素人の集まり
2011/03/28
 福島原発津波被害から17日たっても、修理の目途はついていません。
 東電は、原発の修理などする能力がないのが実情のようです。
 大企業・東京電力は、原発の技術は、東芝や日立などのメーカーにおんぶにだっこのようです? 順調の時、制御室のスィッチやダイアルを操作し記帳するのは出来ても、異常時はメーカー任せで修理代を払うだけなのでしょう。
 溜まり水の放射線測定も出来ず、平常時の1億倍の放射線が出ていると発表し、間違いだったと2度も3度も訂正発表している。当事者能力は無いと、全世界に発表していると見えます。
 東電の社長はじめ役員・管理職は、下請任せの管理屋であって、実際の仕事の意味も分らずめくら判を押しているだけの存在です。
 東芝や日立は表に出てきて、製造した原子炉の修理を責任持ってやりましょうよ。ここで失敗したら、世界中で原子力発電所はもう出来ませんよ!

 今、日本の会社は、経費節減で年長者を排除し、若い社員に権限移譲するのが当たり前になっています。事務屋の仕事ならそれでいいかも知れませんが、技術屋は、経験が無ければ、イメージすら掴めません。
 原子力発電所を現在建設中なら、その現場から修理屋をすぐ調達できるでしょうが、今はありません。発電所を常に1基は造り続けていてこそ、不測の事態に備えるチームが常駐していると安心できますが、40年前製造した原発は
造り変えもせず、配線など40年前の儘とすれば非常時に上手く行くとは思えません。
 新幹線を造り続けているから、JRは健在です。現状のまま40年経過して、スィッチ操作するだけでは、異常時に対応出来なくなるでしょう。
 常に作り替えながら、玄人を養成していなければ、どんな工場でも非常時の対応は出来なくなってしまいます。
 大学卒の機械屋より、高校卒の職人を養成してこそ日本工業は強いのです。
 この原発事故を教訓に、技術者教育や管理偏重・効率優先・利益優先の方針を改め、実務者の定着・予備役就任そして社内昇任試験のあり方など、方針持って改訂しましょう。
 現在日本の試験選抜(高校受験・大学受験・入社試験・司法試験その他資格試験)の勉強のみの教育システムの成果が、原発事故を起こしている遠因です。
 教育は記憶ではない。実務が出来てそれを改良させる面白さを体験させることだと、定義つけすることが必要です。昭和30年代の教育にもどりましょう。


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