カンブリア

カンブリア
2017/03/23
　テレビニュースで，蒸気機関車が緑一面の渓谷を走っています。なだらかな丘陵をコンクリート・アーチ橋です。見事な設計と感じました。ここはイギリスのカンブリアという所で、水害で停止していた鉄道が3年ぶりに復旧したのだそうです。
　古代歴史時代の名は、その時代のものが初めて発見された土地の名を使うと知っていましたけれど、カンブリア宮殿などで馴染みですので、懐かしいような雰囲気で見ました。
　カンブリア紀には、爆発的に生物種が増え、競争し絶滅し、化石を残した時代です。
　アメリカでは、トランプ大統領がイラン・シリアなどからの移民を受け入れないと大統領令をだしたことから、シリコン・ヴァレーのIT企業が、アメリカの発展が止まると反対意見を表明しているそうです。
　シリコン・ヴァレーの発展は、白人以外の移民で支えられているのが、カンブリア紀を連想させ、トランプ大統領はシリコン・ヴァレーを絶滅させ遺跡になるのではないかと感じました。
　シリコン・ヴァレーを支える中東やアジアの新興国からの移民は、出身国でも必要な人材でしょう。それを「来るな。アメリカ人の職業を奪うな」と言うのは、新興国にとっては、人材引き止めのため、良いことだと喜ぶべきことと思えますが？
　現代日本人は内向きで、外国留学する若者が少なくなったと、嘆く意見をマスコミは言いますが、人材引き止めのため良い傾向と言う意見はありませんか？
　東京に人が集まらず、地方の人口が増えることは、地方のためにも、日本全体のためにも良いことです。アメリカに世界中の人が集まらないのもよい事ではないかなとも、思えますがどうでしょう？
　アメリカは、世界から人を集め、中国は、世界中に人をばらまきます。
中国に人材が余り過ぎる。アメリカには人材が足らなすぎる。中国人が優秀で、アメリカ人は時代遅れということはないと思います。
　アメリカが優秀な人間を、世界中から集め、発展することは、途上国の発展を阻害することでもあります。
　トランプさんの移民差し止めは文明進化のため良い事である。アメリカのみが発展する移民受け入れ政策は、悪いアメリカ・ファーストであると、世論を高めましょう。同じ条件で、皆が競う社会が２１世紀でしょう？