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現世利益

2014-10-20 05:32:17 | 21世紀
現世利益
2014/10/20
 宗教が現世利益をいうのは、インチキ宗教であることを自認していることです。 「その宗教を信じれば、良い事が起こる。宝くじが当たる。良い結婚相手に巡り合える」などと言って勧誘するのは、次元の低い人間とあなたをみているのです。
 どう考えても、信じて、お経を上げ、集会に参加すると、良い事が起こるなどありません。
 キリストの生まれた時代、「圧政者から逃れ、死んだ後、天国で幸せになれる」という宣伝文句は、効果があったでしょうが、それでも、現世利益があって、幾ら儲かったと言う話は、ありません。
 宗教団体が大きく立派なのは、皆が寄付をし、それが無税であり、蓄積できるからです。宗教団体に属している幹部が、裕福なのは、会費や寄付で集めた金を分け合っているからです。
 良い事を信じ、「こうなりたい」と常に考え、潜在意識に記憶できると、何かの選択の時、その希望が叶う方向のことが、無意識のうちにそうしたいと、勘が働くように、良い選択をして望みが叶うでしょう。
 それは、自分の脳の働きであって、宗教のお蔭ではありません。
 壷を買えばよいことがある。印鑑をお祓いしたら良いことが起こる。霊感商法として、警察に捕まっているものと、現世利益宗教は、全く一緒なのです。

 現世利益を言わない、心の調節、心の安定、人生の意義、などを説く宗教を本物として選択しましょう。
 キリスト教の神父は、「赤と黒」などの小説を読めば、単なる権力と分かります。松本清張の「黒い福音」などでも、卑しい神父が描かれています。
 宗教は、自分で修業し、自分で悟るものです。
 暇つぶしにしか見えない座禅でも、坐っていると、何か悟ることがあります。他人に話しても「フーン」というだけのことですが、自分の行動選択の時の一助になっているようです。
 宗教を、軽く考えましょう。既成宗教の権威は要りません。
 自分の行動は「善」であるか、「悪」であるか、自分で決めるそれが、自分の宗教と考えてもいいと感じます。
 住み難いから死ね、それは善ですか? 嫌な奴だから殺す、それは悪ですか?
 好きな人だから、他人に渡さない、それは善ですか?
 利益に関係ない、善悪の判断が、宗教の基本であると感じます。


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