朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

何時も明るく前向きの有馬社長

2011-02-18 09:06:12 | 21世紀
社長の鑑
2011/02/16
 有馬 進 さんの「どん底から這い上がった激動の半生」の講演を聴きました。株式会社 不動工業 社長さんです。私には出来ないと感激しました。
 溶接工の班長だった有馬さんは、勤務先の会社が不況で困っているのを感じ、部下の二人と共に独立し3人で不動工業を設立しました。1972年です。
 順調に会社は成長し、従業員は30人になり、大企業の3次下請け・4次下請けとして活動しました。1995年に2000万円・1997年に1億2000万円の不渡り手形を受け取りました。その後、事務所の類焼。従業員のノコ盤事故、再度の受取手形の不渡り発生で、個人資産の処分・銀行への融資願をしている時奥さんの血圧200への上昇と入院などの出来事から、弁護士に破産を依頼もしました。弁護士は、倒産する会社は、めちゃめちゃで手がつけられないほどだ。有馬さんは、給料遅配も起こさず、他社に迷惑もかけていない、事情を銀行に話して融資を受ければ存続出来る、と言います。今迄が真面目だったからでしょう一所懸命お願いして融資をして頂き存続出来ました。その後4回累計7回不渡り手形を貰って、従業員に会社を畳もうと相談したところ、給料は後でいい、仕事を続けましょうと言われ、再度挑戦することになりました。
 3次4次下請けから脱却しなければ、また同じことになると考え、メーカーに営業回りしました。三菱重工やその他下請けで参加して若干の伝手のあるところを回り、1次下請けに入れなければ2次に入れるように紹介して貰い仕事が受注出来なければ帰らないと粘ったそうです。
 今はBS下関・BS北九州・日本コークスなどの1次受注出来るようになりました。社内に設計チームを揃え、メーカーの意図を打ち合わせし自社で設計施工出来るようになりました。
 大型プラントを受注した時、大型部材の加工機は大企業が専属使用しているケースが多く国内で加工出来ず、韓国・中国の加工出来る会社に発注し御縁が出来るようになった。中国人社員が今4人いて、韓国中国で受注も出来ます。
 中国韓国有力者と仲良くなるには、キリスト教会での面会がいい。他国の会社の責任者部長などは非常に若い。やる気十分で一緒に仕事して非常に楽しい。
 現在不動工業正社員は68人だが、マイホームを手に入れている率は50%である。協力会社から常時60人で計128人の所帯になった。
 有馬さんは会社に居なくても、会社は順調に回ります。従業員が表に出てお客様と打ち合わせし受注・工事管理が出来る体制になっています。
 有馬さんは、子供さんがいないので、M&Aで結局は売却することになると従業員にも言っています。年商500億も夢ではありません。すばらしいなぁ!


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