20分のうがい

２０分のうがいで歯周病予防
2015/01/24
　白澤卓二・順天堂大大学院教授の毎日新聞12/18への投稿です。
　ココナッツオイルにアルツハイマー病の認知機能を改善させる効果があることを認知されてから、ココナッツオイルが流行している。ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸が代謝されてできるケトン体に脳を活性化する働きがあることが米国で報告されて以来、日本でも話題だ。認知症が心配な高齢者がココナッツオイルを食事やコーヒーに入れて摂取すると、頭が冴えたり、記憶力が良くなったり、仕事のパフォーマンスが良くなったりと効果が実感できるので幅広い年齢層で人気を集めている。
　さらに、最近は若い女性の間で、オイルプリングと言う方法で歯が白くなると人気だ。オイルプリングとは、オイルで口を漱ぐ健康法で、インドの自然療法であるアーユルベーダの健康法の一つ。大さじ１杯のココナッツオイルを口の中に入れて約２０分間、口中の隅々にオイルが届くようにクチュクチュうがいをする。うがいに使ったオイルは飲み込まないでゴミ箱に捨て、口を水ですすいで完了。口の中には何兆個というバクテリアが生息して毒素を出しており、歯周病をもたらしたり、口の中から体中に毒素が入ることから心臓病や消化器疾患、ホルモン障害に至るさまざまな病気を引き起こしたりする。
　「ココナッツオイルプリング」の著者であるブルース・ファイブ博士は、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸には、歯周ポケットから歯周病菌を引き出して菌の数を激減させ、毒素を減らす抗菌作用があると力説する。
　それ以外にもオイルプリングは口臭の予防、歯のホワイトニング効果、口の周りの筋肉を使う事による美容効果などが期待できる。歯を失う最大の原因である歯周病の予防が出来れば、自分の歯を温存して、咀嚼機能と認知機能を保つことにもつながるだろう。以上引用。
　ココナッツオイルは、そんな効果もあるのです。若い頃から使っていると、良い事ばかりですね。
　口臭予防には、バラの花をブルガリアから輸入し、一粒に３０個の花のエキスを詰めた高価なサプリメントがよくテレビ通販で宣伝されています。それに比べても、白澤教授からお墨付きを貰ったココナッツオイルは安価なものです。
　若い女性は、オイルプリングなど良く知っているものですね？
　認知症の怖い方は、是非、ココナッツカレーを作り、中鎖脂肪酸と、ウコン、クルクミンを合わせて摂る習慣を作りましょう。薬やお医者に頼らず、自分で出来ることは、積極的にやりましょう。「人事を尽くして天命を待つ」というのが目的達成の秘訣です。貴方は認知症になりたいですか？