エコノミック・アニマル

エコノミック・アニマル
2015/01/13
　エコノミック・アニマルは、日本の辞書類では次のような意味とされている。
「経済的利益ばかりを追い求める動物。国際社会における日本人の行動を批判的に形容した語」（学研国語大辞典、一九八○年）、「経済的な利益のみを追求す る人を皮肉っていう語」（広辞苑、一九九八年）、「経済大国にのし上がった日本人への蔑称」（現代用語の基礎知識、二○○四年版）等々。
　使い方としては例えば、「一九八三年、当時の中曽根首相が東南アジア諸国を歴訪した。日本の経済進出に伴うエコノミック・アニマル批判も根強く、各地で 学生の抗議デモにも見舞われている」（読売新聞、一九九七年三月十一日）という具合である。最近でも例えば『日本はどう報じられているか』（新潮新書）の 第二章フランス編の冒頭に次のように現れている。
　ド・ゴール大統領が池田勇人首相を「トランジスタのセールスマン」と揶揄したとされたのは60年代のことであった。こうした「エコノミック・アニマル」としての日本人像は、現在のフランスでも根強く残っている。
　以上、ウィキペディアの記事
　昭和４０年頃、日本が経済成長の著しい時、マスコミは、日本人の活動を「金の為ならなんでもする動物」だと貶めていました。「首相がセールスマンとよばれて恥かしい」という書き方でした。
　その成果は上がり、日本人は「金儲け第一」を改めたようで、輸出は減少し、経済成長は鈍化しました。
　「コンクリートから人へ」というスローガンもその名残りのようです。
「お金は卑しいものだ」として、「清貧の思想」と言う本がベストセラーにもなりました。
経済成長の鈍化した現在、テレビの経済番組は、こうしたら儲かるとか、為替の変動などを、重大事項のように報道します。
　日本は、再度、エコノミック・アニマルとして活動すべきだと煽っているようです。
　「金儲け」と言うより、「価値の創造」ということを経済の本質として国民の意識に教え込んで欲しいなと思います。
　無から有を作りだすのが、価値の創造です。農業で野菜や米を自然の力を利用し作る。金属の塊を加工し、使える機械を作る。そんな人間活動が最高に尊いと言う基準が日本人に欲しいです。ソニーはゲーム機を開発し、青少年の成長を毒しています。これこそが、金の為なら何でもするという、エコノミック・アニマルだと、排斥しましょう。

消費税はデフレの元凶

消費税はデフレの元凶
2015/01/12
　安倍首相は消費税１０％への増税を１年半繰り延べることにしました。
　この増税は、中止することが、正解だと感じます。
　インフレは供給能力が需要より少ない事から起こります。過去のインフレは、戦争で、生産力が破壊され、戦後需要が増大したときに起こりました。ドイツでも日本でも、インドネシアでも起こったのです。
　デフレは、生産能力が需要より大きい事から起こります。
　ヨーロッパでは消費税20%にもなっています。その結果、市民の購買が減り、生産と需要の差が大きく、デフレが継続しています。
　通貨を発行し、融資しても、需要がなければ、インフレなど絶対に起こりません。インフレになるには、需要を増やす事か、生産力を減らす事しかないのです。
　消費税は、老人福祉・年金財源の為に必用と言われています。所得税や相続税・財産税などを増やしても、賄えることです。
　政府は自動的に取れる税金として、消費税に拘っているのです。
　今回の消費税アップの１年半延期は、安倍首相が、財務省官僚・自民党増税派の反対を封じる目的でしていると、私（渡邉）は想像しています。
　日本人口は減少しています。これから、老人人口は減り続けるのです。年金財源の不足は減少していきます。
　国債発行したり、年金積立金を原資にした事業経営などで賄っていれば、辻褄会うようになると推察します。
　国債発行でインフレが起きると言う説もあります。インフレが起きればうれしい事ではないですか？　
　需要を増やすには、国内消費が増えるか輸出が増えるかです。その両者を増やす政策が、インフレの為には求められています。
　庶民の欲しがる新製品を開発すること。庶民の欲しがるサービスを創造すること。韓国式のセックス産業だって、庶民の欲しがるサービスかも知れません。
　AKBなどの馬鹿みたいなショウも庶民の欲しがるサービスでしょう。
　現在空き家が多く、火災などの心配もされています。空き家禁止令の法律を作り、国が空き家を強制買収し、更地にして売り出すなどの政策も消費喚起に繋がるかも知れません。
　消費税はデフレに導き、貧富の差を拡大させる悪税と認識すべきです。
　延期した消費税増税は、取りやめるべきです。増税するなら、自民党を政権から蹴落としてやりましょう！　それが日本の為です。