朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

ダンタナ

2014-11-17 21:11:55 | 21世紀
ダンタナ
2014/11/18
 2年前まで勤めていたミツワ製作所に行きました。玄関前の植え込みは、柘植(つげ)で囲まれています。その裾に植えた1本の花ダンタナが1.000本ちかくに増えて、真っ黄色です。
 福島原発事故以前は、九州電力の営業マンが、電力料の説明や省エネの説明に毎月来ていました。その折、お土産として小さな植木鉢のダンタナを呉れました。それを、植えてミネラル肥料を撒いたところ根付いて勢力を広げたのです。会社の発展がこんな風に進むと良いですね。1年前には増えすぎるので伐採したそうですが、新しい芽が次々に出て、柘植が見えない状態です。
 ダンタナは山口県青海島に沢山咲いているそうで、金子みすずのお気に入りの花です。 グーグルに詩がでていました。
みすゞの詩
こッつん、こッつん・ぶたれる土は・よいはたけになって・よい麦うむよ。
朝からばんまで・ふまれる土は・よいみちになって・車を通すよ。
ぶたれぬ土は・ふまれぬ土は・いらない土か。
いえいえそれは・名のない草の・おやどをするよ。
散布したミネラル肥料は、「プラミン」というアメリカ産のミネラル飲料です。
 アメリカの炭田の周りでは、石炭になれなかった樹木層があります。土被りが少なく微生物が樹木を分解し、蒸発出来ないミネラルだけが残った地層になったのです。
 野生動物が病気になると、その場所の土を食べ、治癒して元気に帰る様子を見て、インディアンは、そこを聖地として、崇め、自分たちも病気になった時、野生動物のように、その場所のたまり水を飲んで元気になったそうです。
 樹木の細胞を構成していたミネラル粒子はほゞ単粒で小さく、人間が摂取すると、100%吸収されるのです。自然から離れた都会人間は、ミネラル不足から、不具合も起こし、また、免疫力の不足を来し、病弱になると言う触れ込みで、ネット販売されていました。
 当時は、毎日、1cc飲んで、健康を保持していました。その賞味期限切れのボトルを事務員さんがダンタナに撒いてやったそうです。
 ミネラル肥料や、発酵肥料が、テレビで広告され、異常に大きいカボチャやへちまなどを見ますが、植物には、植物を構成していたミネラルが吸収されやすく効果があるのだと実感しました。学生の頃、同級生に医者の息子がいました。彼は、父親の勧めで、健康のため、鉄粉を飲んでいました。眼に見える大きさでは、大きすぎ吸収出来なかったろうと感じます。彼は早世されました。

人工甘味料

2014-11-17 00:22:33 | 21世紀
人工甘味料で血糖値上昇
2014/11/17
 糖尿病の私は、砂糖の代わりに、高価な人工甘味料を、病気改善のため、愛用していました。血糖値がそれで下がったという実感はないけれど、効果あるものと信じ切っていました。
 白澤卓二・順天堂大学院教授の毎日新聞への寄稿を読み、唖然となりました。
 体重や糖尿病が気になる人は「カロリーオフ」や「カロリーゼロ」と表記された商品をつい手に取ってしまう。イスラエル・ワイツマン研究所のエラン・エリナフ博士の研究チームは、一般的に使われているサッカリンやスクラロース、アスパルテームなどの人工甘味料は、カロリーがゼロであっても耐糖能異常を起こすことをマウスとヒトの実験で証明した。
 研究チームは、砂糖をカロリーのない人工甘味料に変えても体重の減少しない原因を長年研究してきた。原因を検証するためのマウスの実験では、人工甘味料を与えた群で耐糖能異常が観察された。チームは人工甘味料の大半が吸収されず腸に到達することから腸内細菌に注目した。マウスに抗生剤を与えて腸内細菌を一掃したところ、耐糖能異常は起きなかった。さらに人工甘味料を投与されたマウスの腸内細菌を移植すると、耐糖能異常が再現できた。研究チームが人工甘味料を投与されたマウスの腸内細菌の組成を調べると、より肥満や糖尿病を発症しやすい組成に変化していた。
 人でも同様の事が起きているのだろうか? 研究チームは7人の健康な男女を対象に、米食品医薬品局(FDA)が定める1日あたりの最大摂取量の人工甘味料を5日間摂取した後の耐糖能異常を調べた。7人中4人に耐糖能の著しい低下が認められ、腸内細菌の構成に大きな変化が認められた。糖尿病や肥満を予防しようとすれば、これからは砂糖だけでなく人工甘味料も避けた方がよさそうだ。 耐糖能異常とは血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなり、食後の血糖値が上昇する状態で「前糖尿病状態」と考えられる。(毎日新聞10/09
 人工甘味料は、糖尿病の原因でもありそうです。日本では、糖尿病対策の切り札のような認識でしたが、間違いだったのです。
 人間は腸内細菌でこんなことまで左右されているのです。一つの効能だけを強調し、ビフィズス菌や○○菌を健康食品として宣伝していますが、それらも糖尿病の原因かも知れませんね?  何もしない、自然状態が一番良かったということは、ありそうです。  人間の浅知恵で、色んな不具合が起きます。水質汚染・PM2.5の空気汚染・海洋汚染、世の中には良かれと意図してする行動が悪い結果を生み出すことが多いです。自分の身体も一つの世界です。自然を如何に取り戻すかが問題ですね。