朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

家畜を殺すな!

2011-02-02 08:19:06 | 21世紀
家畜伝染病に免疫(ワクチン)を
2011/01/31
 宮崎県は大変ですね。口蹄疫がおさまったら鳥インフルエンザの流行そして霧島新燃岳の噴火と次々に事件です。噴火は人間ではどうしようも無いけれど、家畜の伝染病に対しては、殺処分だけでは芸が無さ過ぎます。
 動物には免疫という防御があります。生物の細胞には、自己を識別する糖鎖という小器官が付いています。赤血球にもありまして、血液型によって異なる糖鎖です。赤血球は自分の糖鎖で他の赤血球の糖鎖に触れ、同一であればそのまま別れ、違った形であれば絡みついて固まってしまうのです。A型の血液にB型の血液を輸血出来ないのは、この現象のためです。
 白血球にも糖鎖があり、出会う全てと糖鎖を触れ合います。同じ自分の細胞なら同じ糖鎖ですから何も起こりません。病原菌など他の糖鎖と触れ合いますと絡み合って離れずピストルで撃つように、蓄えたミネラル原子を相手の身体に撃ちこむのです。そのミネラル原子は相手の細胞を構成している原子から電子を奪い、電子を奪われた原子は隣接原子より電子を奪い取る連鎖反応が起こり、結局その細胞は壊され病原菌は死ぬのです。
 これが免疫で病原菌を殺す仕組みです。
 農林省は、殺処分だけを考えず、将来のため、免疫のある家畜を作りだそう。
 人間のエイズだって、免疫が出来て罹らない女性たちがアフリカにいるそうで研究者は彼女達から、免疫ワクチンを作るべく研究しているそうです。
 口蹄疫の発生した牧場の牛をそのまま飼い続け、次々に死んでも、免疫の出来た生き残る牛が出来る筈です。そしてその牛からワクチンを作り新生牛に注射し口蹄疫を根絶する研究をしましょう。
 人間の幼児にインフルエンザ予防のため、うがい・手洗いで罹らないようにし、発病した子供は隔離したりします。しかし無菌状態のように育てた人間は免疫がなく、大人になって罹れば大病になるのは小児マヒ・はしかでお馴染の事です。インフルエンザで死ぬわけでもないのに、流行が悪いことのように宣伝するのは止めましょう。
 鳥インフルエンザも、養鶏場の一つくらい、免疫研究のため殺処分を止め自然死をさせ生き残り鶏を作りだしましょう。
 モンゴル草原には乳酸桿菌がいるそうで、これを中国の多死養豚場に散布する実験をしたところ、豚は健康になり、悪臭もなく、肉質も非常によく美味しい豚が出来た例があります。こういう、善玉細菌を培養する方法もあります。
 農林省は生き物を扱う人が多いのですから、新しい方策を立て、実験しましょう。それでこそ21世紀です。食料自給率の向上になります。