朝礼の話題

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汚染米を老人ホームに売る

2008-09-17 10:08:11 | Weblog
汚染米を老人ホームに売る2008/09/17
昨日9月16日に肉屋さんで似たような事件がありました。
安い輸入豚肉を国産と偽って、給食として小学校に納めていたのがバレて店は廃業したそうです。

 汚染米を精米し、分からないようにして、給食用に売っていたのが問題になっています。

 日本では、談合は悪とされ、信用や実績よりも値段の安さが重要視されています。安ければよいのだと、まともに仕事出来ない価格で、仕事の欲しい建設業者は入札し、結果赤字になって倒産するケースを良く聴きます。

 宮崎県では、タレント知事の人気取り方針の公入札実施で安値入札が続き、マスコミでは「癒着のない公平な政治で税金の無駄遣いが減った」と褒められていますが、倒産業者が続出しています。

 安いことは良いことだ。安く買うのは上手な商売人だ。他人に儲けさせるのは罪悪だ。現代の日本人はそう考えています。

 汚染米問題も、豚肉偽装事件も、消費者が安く安くと追求する結果、不正を暗黙のうちに認めていることになっていないでしょうか?

 汚染米を酒の原料に使った酒造業者は「自分たちも被害者だ。全然知らなかった」と言っていますが、信用ある仕入先から正当な価格で仕入れていれば、こんな事件に巻き込まれることは無かったと感じます。
 老人ホームに納入されるのも、老人ホームの採算のため安い食材を入れているからでしょう。
 米以外にも、防腐剤入り食品なども使っていると感じます。

 三笠フードの子会社から、「このお米は純粋の国産米だ」と酒造会社では念書を書かせていますが、それこそ外国産米の可能性を危惧していた証拠でしょう。
 サラリーマン化し、ことの本質の分らぬ専門家なのです。

 消費者庁を作ってこんな問題の起こらぬようにすると、政府は言っていますが、これも年金問題を起こした社会保険庁と同じになりそうですね?
 こんな問題が起こらぬようにと計画しても、担当の官僚は自分の責任にならぬように、問題を隠蔽するでしょう?

 国民が、消費者が、安いもの・手軽なもの・加工され元が分からないようなものを求めず、原料から自分の責任で選ぶ時代にならねば、次々に起こるでしょう。

 ハンバーグなど何を混ぜても分かりません。ほんこの前まで、畜肉といってカンガルーや皮を取ったあとのミンクの肉、イルカの肉などを混入してありました。私も学生時代には、美味しい・安いと喜んで食べました。

 安いものは何かいわくがあるのだ という考えをマスコミは消費者教育としてキャンペーンをはりましょう!
 高いものは、高級品だ、ブランドのハンドバックだけでなく、野菜でもうどん・練り製品なども高級製造店を宣伝しましょう。そして吉兆のような営業を去る店は密告・食品Gメンによって告発解体しましょう。

 成分表示の順番が違うなど、細事はお役所だけで処理し、公表はいりません。
 業者は悪いことをするのだとの前提をなくし、業者も消費者も教育しましょう。

 学校で給食を止めましょう。
 外食を半分の回数にしましょう。
 スーパーで安売り商品を敬遠しましょう。
 カップヌードルを給食にしましょう。
 肉を食べるのを減らしましょう。

 これらも消費者教育になります。