朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

活性酸素を勉強しました。

2006-10-09 14:57:05 | 老化防止
活性酸素2006/10/09
 ***********************テキスト抜書き*****************************
   井上 正康著 活性酸素と運動:序論 
 最近、活性酸素が多彩な疾患や寿命に関与することから、諸悪の根源と目の仇にされている。
 これに伴い、巷には活性酸素を消去することを謳い文句とする抗酸化食品なるものが氾濫している。
 また、「運動は活性酸素を増加させ、寿命を短縮する」とのテレビ放言があって以来、運動が身体に悪いと言う誤解を視聴者に与えてしまったようである。
 ・・・・・・・・・・・
ところで活性酸素を消去するカタラーゼあるいは抗酸化物質の立役者であるグルタチオン(GSH)などの組織内濃度は、動物の寿命と反比例することが知られている。抗酸化分子は解毒代謝に不可欠な役者である。
 解毒能力が高い生物ほど短命とは、いったいどういうことであろうか?
 ・・・・・・・・・・・
 酸素分子は35億年の生物進化の歴史的遺産であり、地球の生物はこれから生じる活性酸素とも同じ期間付き合ってきた。
 生物進化は、新たな成分を創造するよりも、既存の分子の使い方を変化させることにより、多彩な機能を獲得してきたという特色を有する。
 活性酸素は生体毒性を有するのみならず、生理機能にも利用されていることが考えられる。
 事実、スーパーオキシド・過酸化水素を酵素的に産生する白血球代謝系が感染防御に不可欠の役割を担っていることは、古くより認識されてきた。
 最近の研究では、排卵・受精・細胞分化・臓器形成(アポトーシス)、肝造血巣の制御など、さまざまな生理活性因子として利用されていることが明らかにされている。
   ********************以上 抜書き終わり********************
 私は眼が疲れ、時々、ピントの合っている部分が擦りガラスのようになり本が読めなくなります。医者に行くと「網膜はく離を起こしている。本を読むのを止めなさい」と言われます。

 いろんな人から「ルテインがいい。眼で見る時活性酸素が出るので、眼には抗酸化物質のルテインやアントシアニンがあり、その害を防いでいる。年取ると、それらが作り難くなってくるので、外から補うのが、サプリメントだ」
と言われ、何か変だな 眼医者さんが処方しないのに!と思ったことがあります。

 先日 誘われて 抗酸化物質のMLMの講習会に参加しました。
 話は又大きくなっていて、「ガンの原因は、活性酸素だ」「この抗酸化物質を飲んでいれば、ガンの予防になる」と言っていました。
 女性が9割で300人くらい集まり、毎週開かれていると言っていました。
 
 本当にそうなら、医者や製薬業界が手を出すだろうと感じるのですが、聴衆の熱は上がり、もうガンも怖くない雰囲気でした。

 テレビでも、ポリフェノール・リコピン・カロチン・カテキン・コエンザイムQ10 ・アスタヴィータ・活性水素水 などと 売っていますからMLM
だけが悪いわけでなく、日本人はこんなものが好きなんだ、みんなそれぞれ楽しんでいるんだ、娯楽・ひまつぶしの一つなんだと考えるのが、ストレスを感じない大人の態度なのでしょうね!

 眼科に行ったとき尋ねました。
 「抗酸化物質は、眼のために良いですか? 効果がありますか?」
 先生のお答え
 「そんなもの効かない! 眼に関係ないですよ!」

 日本医師会とか大学の先生あるいは厚生労働大臣は、何とかコメントを出す時期に来ていると感じます。
 健康食品は薬品ではありません と遠慮していたら、日本の常識がおかしくなりそうです。

散歩についてお勉強

2006-10-09 08:56:05 | 健康
赤筋散歩のお勧め2006/10/09
  「食後、血糖値が上がらないように、散歩しなさい」と医者から言われていましたが、習慣にならないまま10年過ぎました。
  晩酌が減ったせいもあるのでしょうが、昨日まで10日間続いています。
  30分歩いて、バスで帰るコースですが、足も慣れて快調です。

  例によって、グーグルで検索しますと、新知識があり、これをお医者さんが教えてくれていたら、散歩も続き、糖尿病も治っていたかも知れません。

① 人間の筋肉には赤筋と白筋の2種類があります。
② 白筋は力仕事をする筋肉で、糖分を燃やす無酸素運動をします。
  糖分を燃やした後には、疲労物質「乳酸」が、筋肉に溜まります。
  走ったり、跳んだり、重い物を持ち上げる時、働く筋肉です。
③ 赤筋は骨を支え、姿勢を維持し、またゆっくりした運動に使われます。
 赤筋は毛細血管が多く、酸素が抱負に供給され、脂肪を燃やす有酸素運動をします。
脂肪の燃えたあとには、疲労物質は出来ず、疲れもないのです。
④ 基礎代謝に使われるエネルギーの4割は,赤筋で使われ、体温の維持・血流の促進のための筋肉の伸び縮み・呼吸のための肺の運動・筋繊維の修復などをしています。
⑤ 赤筋が少なければ、代謝のためのエネルギー消費も少なくなり、肥満になりやすいのです。
⑥ 赤筋を鍛えるには、ゆっくりした運動をするのです。
 姿勢を良くし、脊柱起立筋に力を入れるだけで、カロリー消費量は1.5倍もアップします。
⑦ 運動を続けていますと、筋肉内の毛細血管の量は2~10倍も増えます。
⑧ 筋肉に酸素が十分に供給されるためには、十分な酸素の取り込みが出来ること(呼吸機能)、酸素を含んだ血液を十分に送り出せること(心機能)、筋肉内に毛細血管が発達して豊富な血流が得られること(末梢循環)が大切です。
⑨ 赤筋を発達させ、体温が高くなれば、免疫が良く働き病気にもなり難い身体にもなります。
⑩ 最近の小学生は低体温の子が多いとよく聞きます。
体操の指導方法に、「より速く、より高く」と白筋鍛錬を優先するからではないかな?