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1965年の雑誌 『 ライフ LIFE 』 紙のなかで、
ワイエスが次のように、話しています。
"In the art world today, I'm so conservative I'm radical. Most painters don't care for me. I'm strange to them... A lot of people say I've brought realism back. They try to tie me up with Eakins and Winslow Homer. To my mind they are mistaken. I honestly consider myself an abstractionist. Eakins' figures actually breathe in the frame. My people, my objects breathe in a different way; there's another core -- an excitement that's definitely abstract."
拙訳は ワイエスのことばの訳 でお読み下さい。
http://www.dl.ket.org/webmuseum/wm/paint/auth/eakins/index.htm
トマス・エイキンズ (Thomas Eakins,1844年-1916年)
The Biglen Brothers Racing
1873年 ワシントン国立美術館 ( National Gallery of Art at Washington D.C. )
身も蓋もない云い方をすれば、描かれる対象が 中心から ズレている。
トマス・エイキンズのボートの絵では、Biglen Brothers が 画面のど真ん中にすえられている。たいして『石垣』の絵では、何がモチーフなのか曖昧。遠くの家なのか、それとも大きな木、あるいは手前の若木なのか。そして画題は「Stone Fence」つまり石垣である。
石垣を 描きた かった のか。本当に。
たしかに これは 石垣の絵だと、納得する 人は 少ない のでは なかろうか。普通ならば、視線は 遠くの家から はじまって、大きな木 そして手前の若木、そして最後には、根本は 画面から下に切れている、斜めの 鋭い線の 縦に伸びた 枝でとまる。
絵が壁に 掛けられていれば、鑑賞者の 目の高さの 位置が、遠くの家。この絵を近くで、正対して鑑賞するならば、かならずこうなる。しかし、絵の本来の目的は、部屋を飾るものであり、そこにあれば こころが 豊かに なるべきもの。ソファにかけてぼんやりと眺めるとか、ドアをあけて部屋に入ったとき一瞥をくれて、ちらりと見る。
ワイエスの絵の本質は、リリシズムであると思う。
悲しいのでもないし、嬉しいわけでもない。こころにぽかんと空いた、空き地。アンドリュー・ワイエス
( 鑑賞者が この絵に 面と向かって、見入るとき。ついには、手前の小枝を 避けながら、絵の中に 踏み込んでゆく。石垣の 破れ目から、空いた 草地に入り 込む。大きな 木のわきを、ずんずん進んでゆけば、懐かしい古い家が まっている。豊かに なりすぎた アメリカの 無くしたものが、そこにはある。 )
別に 悲しいわけ でもないのに、なきたくなる ような リリシズムが 其所にはある。古い 遠い わが家へと 誘う、そのような 仕掛けが、鋭い線と オブジェ によって 巧妙に そして、直裁的に 配置され ている。
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トキが何羽死んでも、解雇されることもないのが公務員
佐渡トキ保護センターは環境庁が設置し新潟県が管理・運営している施設。今回大量のトキが殺された事件では、どのような責任の問われ方がなされるのか。
トキを失ったのは、金網の破れ目が劣化で出来たとかいうものではないと、読売新聞が告げている。写真の (紹介記事よりも読売のURLで見たほうが、写真が大きく鮮明です。) 様子からしても、設計施工の段階から、すき間は多く存在していた。環境省が調べたところでは、全体で263ヵ所のすき間が確認できたという。
設置した同省にも、管理を委されていた 新潟県にも 責任はある。大事な 「 商品 」 のトキを これだけ失えば、損害は甚大である。この施設の 運営予算額が 判らないので、確定は 出来ないが、推定でも 何億 あるいは何拾億の 損害であろう。一般の民間企業では、営業商品の 相当部分を失った わけであるから、当事者・責任者は かならず処罰を受ける。うけなくとも 企業の資産が 大きく損なわれた わけであるから、経営は傾く。
http://www.kijimadaira-fan.jp/modules/country_news/index.php?p=95
これから このような事故を 防ぐには、この事業を すくなくとも、三つの事業体に 分割すれば良い。それぞれの 事業体は、民営とし、競争入札で 請け負い事業者を 決めたらよい。談合で 不正をさせぬ為には、入札の済んだ後でも、数羽程度の飼育は、それ以外の業者にも請け負わせればよい。たとえば一羽一億円の保証金を積めば、飼育を任せる。その場合、大手の決めた 請負額の1羽あたりの金額を、たとえば5%下回れば、任せるような 経済的な 仕組みを作ればよい。鳥類保護に造詣の深い サントリーなどは 真っ先に 手を挙げると 思われる。
アメリカの自動車産業が 衰退した原因のひとつは、度が過ぎた 集約化であった。公営というのは、この度が過ぎた 集約化の極みで、その弊害は甚だしい。今回のトキ・センターの施設の 設計監理と、運営管理の ずさんさは、その見事な、シンボル的な 出来事であった。
大きすぎる政府は 浪費と怠惰を 放置しがちになる。民営化すれば、こうした弊害が 防げる のではないだろうか。
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アクセスの記録 2010.03.14 (日) 1696 PV 372 IP 2014 位 / 1379590ブログ