そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

子規の一句と時候(2017/01/27)

2017年01月27日 | 日めくり帖

2017/01/27

「思いでは不意に輝きキンカンのたわわなる木を見上げていたり(鳥海明子)」
「食むことの少なくなりしキンカンの味の微かな記憶をたどる
 (食べたようだが思い出せない、花言葉:思い出)」

「北風に羽毛逆立ててふっくらと丸くなりたる姿を言えり(『ふくら雀』)」
「振り袖の帯の結い方ふくらあり縁起物にて親しまれおり()」
「俳句では季語にもなりし言葉なり『ふくら雀』は寒雀とも()」
「大寒の次候で寒き中なれど昨日も今日も温度あがれり(2月下旬並みの温度とか)」

「一村は雪にうもれて煙かな(M27)」
「白川の冬の景色を浮かべたりただ煙だけ立つをみつけり()」
「この景は朝に人気ないところ煙を見てはほっとせる人()」
「吉備の道雪に阻まれ夜を越せり()」
  

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子規の一句と時候(2017/01/26)

2017年01月26日 | 日めくり帖

2017/01/26

「こころよき親しみありて三角草咲きいたりしを夜半におもえり()」
「小型なる野草でありし三角草葉が大きめ三角なりし(花言葉:内緒、優雅)」
「諏訪湖にて湖面の氷にひび入りて盛り上がれるを『御神渡り』とふ(『御神渡り』で豊凶を占う)」
「一本目二本目交差する様子見て判断す年の豊凶()」

「下総や冬あたたかに麦畠(M27)」
「麦畠夏の季語なりこのように冬に使って良いのか知らん()」
「見たことのない麦畑あたたかと千葉茨城の一部のことと()」
「麦刈りはいがらっぽいと祖母は避け()」
 
 

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子規の一句と時候(2017/01/25)

2017年01月25日 | 日めくり帖

2017/01/25

「こころよく陽は回りきてサイネリア精いっぱいに花盛り上げる(鳥海明子)」
「シネラリア富貴菊なる花というカナリア諸島が原産らしい(花言葉:快活、常に輝かしく)」
「花の色白から青紫まで色々と鮮やかなりしシネラリアとは()」
「大寒の真ん中の候沢の水厚く堅くと張りつめる意味(『水沢腹アツく堅し』)」

「寒からう痒からう人に逢ひたからう(M30)」
「これだけを句として読んでもわからない前書きにある病気見舞と
 (碧梧桐天然痘にかかりて入院せるに遣わす)」

「自由律俳句のごとく響きたりなかなかこうは作れないかな()」
「天然痘昔は割とポピュラーで漱石などもかかりしという
 (モーツァルト、ベートーベンなどもかかったという。
 あばたが残ることがある。)」
 
  天然痘のワクチン

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子規の一句と時候(2017/01/24)

2017年01月24日 | 日めくり帖

2017/01/24

「人生のひとこまとして幸せの今日をエリカの鉢求めたり()」
「ツツジ科の花木でありしエリカには種類も多くポピュラーなりし(花言葉:幸運)」
「火事多い時代に頼る愛宕社の火伏せの守り年のはじめに(初愛宕の火の用心)」
「詣でるに『お伊勢へ七度熊野へ三度愛宕さんへは月参り』とぞ
 (京都の愛宕神社毎月24日)」

「雪ふるよ障子の穴を見てあれば(M29)」
「『雪が降る障子の穴を見ていれば』この詠み方は俳句にならず()」
「元の句は上句で切れて中・下と因果はなけれたまたまという()」
「季語つきの上五にあったことないかたまたま障子の穴見てあれば()」
 
 

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松方弘樹氏亡くなる

2017年01月24日 | 挽歌もどき

2017/01/24


「松方氏脳リンパ腫で亡くなれる去年二月に症状出たり(享年74才)」
「最近は魚釣りする映像の露出多いも淋しいかぎり()」
「弟は目黒祐樹でしみじみと尊敬の眼で兄の弘樹を(近衛十四郎は父)」
「最近は再放送の『十兵衛』を見て名優とつくづく思う()」
「『仁義無き戦い』などの役多く見た目恐いと誤解をされし()」
「現役の千代の富士にも勝ちたると酒豪伝説世に轟けり()」

 

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