2024/06/10
「情報が多く分割しておくるこの語呂合わせ面白くなる[さすが紫式部と感じる][]」
「1-1.出産前の道長邸[][]」
「道長邸お産を控え中宮も里帰りしてその日を待てる[][]」
「土御門邸は趣深めては夜風せせらぎあい和し響く
[安産祈願の読経も昼間は聞こえるのだろう][]」
[安産祈願の読経も昼間は聞こえるのだろう][]」
「1-2.健気な中宮[][]」
「臨月の間近も堪えてさりげなく過ごす中宮けなげでありし[][]」
「中宮の身を案じつつ己が身の不幸の癒しになるからと云う
[複雑な心の有り様を語っている][]」
[複雑な心の有り様を語っている][]」
「1-3.加持祈祷体制[][]」
「夜明け前まわりは未だ暗いのに加持の時間かと女房騒ぐ
[蔀戸をあらかじめあけようと][]」
[蔀戸をあらかじめあけようと][]」
「道長の準備をしたる加持祈祷普段と違い大層である
[五壇の御修法、一流の僧正などをたくさん準備][]」
[五壇の御修法、一流の僧正などをたくさん準備][]」
「東の対屋にては鉦が鳴り修法の声がうねり厳か[][]」
「そのうちに観音院の僧正が伴僧連れてどどっと来たり
[二十人ばかりの伴僧をつれて加持祈祷にくる][]」
[二十人ばかりの伴僧をつれて加持祈祷にくる][]」
「1-4.道長とのやり取り[][]」
「我が局渡り廊下の一画にある朝起き抜け外を眺めり[][]」
「うっすらと霧のかかれる朝まだき道長様が散歩をされる
[庭の鑓水のゴミを供のものに払わせていた][]」
[庭の鑓水のゴミを供のものに払わせていた][]」
「殿様はわれに気づきてそこで咲く女郎花おり私にくれる[][]」
「『此はどうだ。返事遅いはよくない』と返しを急かす振る舞いのあり
[化粧もまだで奥に引っ込んだ][]」
[化粧もまだで奥に引っ込んだ][]」
「女郎花さかりの色を見るからに露の分きける身こそ知らるれ
[式部の返事。わたしは露のせいで美しくない][]」
[式部の返事。わたしは露のせいで美しくない][]」
「白露は分きても置かじ女郎花心からにや色の染むらむ
[道長の歌。花がきれいなのは花の努力][]」
[道長の歌。花がきれいなのは花の努力][]」
「1-5.頼道の様子(道長の長男)[][]」
「土御門邸には殿の長男も住みいて若い三位になりたり
[15才でデビュー、この時17才][]」
[15才でデビュー、この時17才][]」
「友達と話していたら若が来て座り込んでは恋話をする
[『女性はやはり気立て』などという][]」
[『女性はやはり気立て』などという][]」
「幼いと侮る人もあるけれど態度は立派去り際もよし[][]」
「頃を見て『多かる野辺』とうち誦じ去り行く様は千両役者][]」
「女郎花多かる野辺に宿りせばあやなくあだの名をや立ちなむ[古今集・秋][]」
「年上の式部や友をさりげなく持ち上げ去れるセンスのよけれ [][]」
「年上の式部や友をさりげなく持ち上げ去れるセンスのよけれ [][]」
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