2017/03/13
「すり鉢に薄紫の蜆かな(M26)」
「景なさずすり鉢の中なぜ蜆あるかわからず説明がいる()」
「すり鉢は固形物すり粉にするその一点で理解及ばず(虎の巻で調べよう)」
「ただ子規は嘘は言わない見たままと腑に落とすしかなきと思わん
(茹でて開いた貝殻の内っかわが薄紫なんだろう)」
「桃の花いまが見頃にぷっくりと濃いビンク色艶やかに咲く(『桃の花と川の鯉』)」
「『桃の花咲けば鯉口開けるや』諺にあり絵としてよけれ()」
「冬の川魚群はいかに感ずるや水温めれば鯉は元気に()」
「ふだん着でふだんのこころ桃の花(細見綾子)」
「肩にふれユキヤナギの花散るものをやよいの空のやわらかにあり(鳥海明子)」
「白い花枝全体に群れてつく雪柳とはよくぞ言いたり(花言葉:殊勝、可憐)」
雪栁