2017/03/11
「風花も度を過ぎたれば疎まれる()」
「津波来たあとに雪降る過酷さよ()」
「原発と津波の被害未だ続く()」
「14:46に黙祷捧ぐや風花が()」
2017/03/11
「欄干や東に見ゆる春の山(M28)」
「欄干が見えてその右山があり眺めわたれば春の山かな()」
「桃笑う時期とは言えど春愁をふと覚えたる時期でもあると(『春愁』)」
「目を覆うことが起これる五年前春愁などと構えておれぬ()」
「離合する狭間の時期に無慈悲にも老若男女地獄の釜へ()」
「人を待ち人に待たれる春の日の野のキランソウ深いむらさき(鳥海明子)」
「おもしろき名の付きおりしキランソウ『地獄の釜の蓋』というのは
(花言葉:あなたを待っています)」
「花を見て『地獄の釜』にいきつかぬあえて言うなら葉の形かな()」
「花言葉待っていますと言われても地獄の釜じゃ遠慮しませり
(キランソウ、地獄の釜の蓋、金瘤小草)」
欄干(伊万里) キランソウ