そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

なにか変

2010年08月05日 | 日めくり帖
8/5
「老齢化百歳ごえの老人の生死わからぬ行政となる()」
「死んだ人逝かさぬ理由はただひとつ死人がもらう金が目当てか()」
「その昔世が貧しくも豊かなる人の心も今は涸れたり()」
「遺棄したる幼子二人息たえる母はクラブで育児放棄に()」
「この母をせめるは易く根本の母を育てし世を憂うなり()」
「漱石が生きていたなら世を憂い胃や十二指腸は潰瘍だらけ()」
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万葉集#8.1453-8.1455

2010年08月05日 |  / 万葉集
8/5
「ここで詠む遣唐使とは何回目感じられない悲壮感など
(天平五年癸酉ミッノトトリ春閏三月、笠朝臣金村が入唐使に贈れる歌一首、
また、短歌)」

「玉たすき 懸けぬ時なく 息の緒に 我が思ふ君は うつせみの 世の人なれば
大王の 命畏み 夕されば 鶴が妻呼ぶ 難波潟 御津の崎より 大船に
真楫繁シジ貫ヌき 白波の 高き荒海を 島伝ひ い別れ行かば 留まれる
吾は幣取り 斎ひつつ 君をば待たむ 早帰りませ(#8.1453)」

「玉たすき懸けぬ時なく息の緒に我が思ふ君はいよたてる()」
「うつせみの世の人なれば大王の命畏み旅立たんとす()」
「夕されば鶴が妻呼ぶ難波潟御津の崎より船出せんかな()」
「大船に真楫繁シジ貫ヌき白波の高き荒海を島伝い行く()」
「留まれる吾は幣取り斎ひつつ君をば待たむ 早帰りませ(#8.1453)」

「波の上よ見ゆる児島の雲隠りあな息づかし相別れなば(反し歌 #8.1454)」
「浪の上見える小島も雲の中ああため息が別れを思えば()」


「玉きはる命に向ひ恋ひむよは君が御船の楫柄にもが(反し歌 #8.1455)」
「涯にある命に向かい思うよりあなたの船の楫になりたい()」

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